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バイク専門誌「MOTOツーリング」判型変更に見る“若者のバイク離れ”の現実とは

 さて「若者のバイク離れ」が深刻とされ、新規登録台数だけで見るとライダーは減少しているように思えるが、実際には中古バイク市場は活発だという。つまり、ライダーは減少し高齢化する一方ではなく、若者も昔ほどではないにしても、一定数が参入を続けているのである。

 そうした中で、バイクツーリング、あるいはバイクと共に旅することは、ライダーにとっては憧れの楽しみ方。いま最も売れているバイク雑誌といわれる「VIBES」(新アポロ出版)は、ハーレーを中心としたアメリカンバイク雑誌だが、バイクそのものではなく、バイクと共に旅する楽しみも数多く扱っている。

 バイクは単にチューンナップしたり、街中で人に見せて楽しむだけのものではない。バイクをツールに使って、まだ見ぬ土地へと向かう、それこそがバイクの醍醐味だと、多くのライダーは知っているのだ。

 さらに、バイクと旅こそが、これから先のライダーの増加のカギになるかもしれない。

「徒歩、自転車、バイクと、旅の楽しみ方はさまざまです。ところが、旅やツーリングを楽しむ人にはジャンルを超えた行き来があるんです。自転車で楽しんでいた人がバイクに乗り換えたり、その逆もあります」(同)

 長らく旅は自転車と決めてきた筆者だが、この記事を書くために「MOTOツーリング」を購入してみたところ「バイク旅もよいのではないか」と考え始めた次第(なお、脚でこぐかエンジンがついているかの違いなので、自転車旅にも応用できるのが吉)。いずれにしても、旅はたとえ日帰りでも人生を豊かにしてくれるもの。まずは、バイクツーリング雑誌で机上旅行だけでも楽しんでみないか?
(文=昼間たかし)

最終更新:2013/09/08 11:00
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