「放送事故、板野ワキ毛事件、バイオリニスト炎上……」ジャニーズとAKB48ばかりの『火曜曲!』が遺したもの
#テレビ #音楽 #SMAP #中居正広 #AKB48
SMAPの中居正広、江角マキコ、AKB48がレギュラー出演した『火曜曲!』(TBS系)が、3日放送の「2時間生ライブスペシャル」で終了。最終回の平均視聴率は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)であった。
同番組は、「TBSが満を持して、ゴールデン・タイムで音楽番組を始めます」という煽り文句で昨年4月に始まった“音楽ライブバラエティー”。MCのトークを中心に、毎回3~4組のアーティストがライブを披露していた。
AKB48とジャニーズに偏った構成となっており、昨年のレコード大賞前には連覇を狙っていたAKBのためかレコ大特集が組まれたほか、板野友美の卒業ライブの生中継や、SMAPのコンサートの舞台裏を放送するなど、双方に旨味のある内容となっていたようだ。
しかし、視聴率は安定せず、放送からわずか2カ月で4.6%を記録。テレビ東京にも負け、民放最下位となることも少なくなかった。さらに今年7月には脅威の3.8%を叩き出し、「次の改編で終わるのは確実」と言われていた。
最終回では、総勢90名のアーティストが生ライブを披露。しかし、ジャニーズとAKBグループを除くアーティストは、さだまさしやJUJUなど6組のみ。ジャニーズはSMAPや中居のソロ曲のほか、Kis-My-Ft2が2曲を披露。一方、AKBグループは全6曲を披露した。さらに中居が主演を務める映画『ATARU』の出演者がゾロゾロと登場し、映画をPR。あらためて「ジャニーズとAKBのための番組」だったと分かる構成であった。
また最終回をめぐっては、別の場所で炎上騒ぎが勃発。最終回放送日の午前10時頃、バイオリニストの宮崎司氏が自身のTwitterで <今夜はTBSの「火曜曲!」に出演します!生理的に受け付けないAKBの後ろで弾いちゃいます(笑)> とツイート。「金もらってるプロとして失格」「嫌なら仕事断れ」などと非難が殺到し、Twitterを閉鎖する事態に。放送中も、演奏する宮崎氏の表情に注目が集まってしまった。
「火曜9時台に移動した途端、5カ月で打ち切りとなった『うたばん』や、同じく5カ月で終了した『ザ・ミュージックアワー』で失敗しているTBSが、奥の手としてジャニーズとAKBを融合させた番組でした。昨年10月には、無音で白黒のまだら模様が数分間映し出されたまま停止し、AKBの「UZA」のVTRが2回も流れるといった放送事故が発生。先月、板野の卒業公演を中継した際には、黒い繊維のようなものが付着した板野のワキが大映しとなり、『剃り残しだ』と騒ぎになるなど、ネット上は賑わっていたのですが……」(芸能記者)
SMAPとAKBという2大スターをもってしても、振るわないことが多かった『火曜曲!』。昨年終了した『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)しかり、バラエティー色の強い音楽番組は今、求められていないのだろうか?
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