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100均3品食堂 1品目

から揚げ粉で作る、簡単ペペロンチーノ「カラポリスパ」

 続いては、熱したフライパンに適当な油(オリーブオイルでもごま油でもいいけれど、今回はシンプルにサラダオイル)を多めに引き、茹であがったスパゲティを炒め、そこにから揚げ粉をたっぷりと投入して混ぜ合わせる。

IMGP2010.jpg味付けはとりあえずから揚げ粉のみ。ドバドバ。

 から揚げ粉を調味料と考えると入れすぎの感じがするけれど、主な材料は小麦粉なので、多めに入れるくらいがちょうどいいはずだ。から揚げ以外でから揚げ粉を使うのは人生初だが、いろいろとスパイスが入っているっぽいので、めんつゆ並みの万能調味料となってくれると信じている。

 ところで、よく考えたらスパゲティもから揚げ粉も小麦粉なので、「小麦粉 & 小麦粉 with 油」で、とっても太りそうなメニューだ。だが、それが炭水化物大好き星人にとってはたまらないはず。

 目の前にあるのはスパゲティなのに、匂ってくるのはから揚げのあの匂い。そんな視覚と嗅覚のコントラストを楽しんだところで、仕上げにポリッピーのスパイス味を投入。ペペロンチーノにおける唐辛子とニンニクを超える役割を果たしてくれるのではと期待しているのだが。

IMGP2018.jpgポリッピーを1/4袋入れる。

 ざざっとかき混ぜたら、から揚げ粉風味のペペロンチーノ・ポリッピートッピング、名付けて「カラポリスパ(から揚げ粉ポリッピースパゲティ」)の完成だ! うん、味の想像ができない。

IMGP2051.jpg多少顔が赤いのは、ビールを飲んでいるからです。すみません。

 さてどんな味かとズルズルっと食べてみると、味うんぬんの前に、まずむせてしまった。ケフンケフン。粉をまとったスパゲティ、むせるね。

 すでに半分になっているビールを飲んで気を取り直し、再度落ち着いて食べてみると、なんともジャンクフード的な不思議な味がして、これがビールと相性ピッタリ。スパゲティにたっぷりと絡みついたから揚げ粉が、どこか懐かしい感じがするんだけれど、何を食べているのかよくわからないという、不思議な風味を醸し出している。

 唯一の具として入っているポリッピーは歯に詰まりがちだが、詰まったところでビールをグイッと流し込むと、詰まりがとれてまたこれが気持ちいい。から揚げに豆菓子の組み合わせなので、ビールに合って当然か。ビヤガーデンにぜひ置いてほしいメニューである。ポリッピーではなく、柿ピーやミックスナッツを使っても面白そうだ。

 から揚げ粉というしっかりとした味のベースを生かしつつ、さらにしょうゆを入れたり、バターを落としたり、タバスコを振ったりして、少しずつ味を変えながら、ビールのつまみとして楽しませていただいた。

「から揚げ粉、からあげこ、こらあげこ、こりゃあげこ、こりゃあけっこう!」

 材料費は、4人前で税込315円。4人前が作れてこの味だったら、初挑戦としては上々なのではないだろうか。
(文=玉置豊)

最終更新:2015/02/19 13:38
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