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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 統合失調症から復活 松本ハウス
『統合失調症がやってきた』発売記念インタビュー

「コーヒーを押すと、ミルクティーが出てきた」10年ぶり復活のボキャ天芸人・松本ハウスが語る“統合失調症”のリアル

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――そんな、同じ症状を持っている人たちの参考になれば……という面もあるんでしょうか?

加賀谷 あくまでボクの場合の話なので、参考というか……“ちょっとしたヒント”くらいにしてもらえたら、という感じですけどね。

キック 精神疾患を持っている当事者もそうですけど、ご家族や周りの人たちにも読んでもらいたいです。突然、身近な人がそういうことになったら、どう接したらいいか分からないと思うので。実は本のタイトルも「よくある話」にしようかとも思っていたんです。今、日本には100人に1人くらいの割合で統合失調症を持っている方がいるらしいんですけど、それくらいありふれた、誰でもなる可能性のある病気なんですよ。

加賀谷 それなのに、世間では間違ったイメージで見られがちですからねぇ。

キック しかも精神疾患って、ものすごく分かりづらい病気なんですよ。たとえば今、加賀谷が統合失調症だなんて、言われなきゃ分かりませんからね。だから「統合失調症ってどういうことなの?」「精神科病院ってどんなとこなの?」くらいの興味からでもいいと思いますんで、手に取ってもらいたいです。

――最後に、芸人として今後やりたいと思っていることを教えてください。

加賀谷 やっぱり漫才をやっていきたいですね!

キック 自分らしかできない表現で漫才をやりたいです。あとは、ボキャブラブームの時に果たせなかった夢として、お金を稼いで「松本ハウス」っていうマンションを建てたいんですよ。借りに来た人に「ホントに、こんなとこに住むのー?」って。

加賀谷 住人が出したゴミも漁って「こんなもの捨てるの~?」とか(笑)。
(取材・文=北村ヂン)

●まつもとはうす
ハウス加賀谷(1974年2月26日生まれ)と、松本キック(1969年3月8日生まれ)で91年に結成。『タモリのボキャブラ天国』(フジテレビ系)、『進め!電波少年』(日本テレビ系)などに出演しブレイクしたが、加賀谷の統合失調症悪化により99年から10年にわたり活動を休止。現在は、テレビや講演会などで活躍中。http://projectjinrui.jugem.jp/

ニコニコ生放送『松本ハウスのガ!ド!バ!』(毎月第3月曜更新)
http://ch.nicovideo.jp/channel/nicojockey/

最終更新:2013/09/04 14:06
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