「もはやガッチャマンではない、別の何か」実写版『ガッチャマン』興収1億1,570万円で大コケ確定か
#映画 #剛力彩芽 #綾野剛 #松坂桃李
24日に公開された映画『ガッチャマン』に、大コケの予感が漂っているという。
同作は、1974年まで放送されたタツノコプロ原作の人気アニメ『科学忍者隊ガッチャマン』(フジテレビ系)の実写化。わずか17日で地球の半分を占領した謎の組織・ギャラクターに、究極の兵器「ガッチャマン」に変身した5人が立ち向かう物語だ。
企画・製作に日本テレビ放送網が携わっているため、公開前からテレビを中心に大々的にプロモーションを展開。メインキャストの松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平らもインタビューに舞台挨拶にとフル稼働であった。
しかしフタを開けてみると、公開日から2日間で興収1億1,570万円(全国週末興行成績・興行通信社)と伸びず。CG制作に数億円を投入しているとも言われており、早くも大赤字の可能性が指摘されている。
また、劇場へ足を運んだ観客の評価も、総じてよくないようだ。
「映像や音楽は素晴らしかった」「キャストは悪くない」「アクションはいい」「松坂くんと綾野くんがかっこいい~」といった感想もあるが、「とにかく脚本が残念」「中盤で寝てしまった」「テレビ畑のスタッフが作った感、丸出し」「コメディーなんだか、シリアスなんだか最後まで分からなかった」という酷評が圧倒的。どうやら脚本に問題がありそうだ。
また、「原作へのリスペクトがみじんも感じられない」「原作ファンは、マジで見に行かないほうがいい」「ガッチャマンではない、別の何か」という声も多いため、これから見に行く予定の人は、原作のイメージを取っ払ったほうが安全のようだ。
しかし、「子どもと一緒に行く人はいいと思う」「日曜朝にやってるテレビの戦隊物と変わらない」「予告編を見て大人向けかと思いきや、完全に子ども向け映画だった」という意見も目立つため、子どもは楽しめるのかもしれない。
「宣伝の仕方が失敗でしたね。CMや予告編映像を見る限り、大人向けのシリアスな作品だという誤解を招く。実際は、ベタなセリフや幼稚なギャグも多く、中途半端な世界観がタツノコファンの怒りを買っています。
紀里谷和明監督の『CASSHERN』のようにシリアスに作るか、三池崇史監督の『ヤッターマン』のようにコメディータッチにするか、どちらかに振ったほうがよかった。映画『HK/変態仮面』で海外でも高い評価を得ている鈴木亮平をはじめ、いい役者も出ているだけに、もったいない」(映画サイト編集者)
宣伝が派手だっただけに、おサムい空気が漂っている同作。酷評の嵐に「逆に見たくなった」という人も続出しているため、まだ起死回生の可能性もある……か?
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