任侠映画にカープファンも熱狂!? 元プロ野球選手9人が強面やくざの世界を熱演『ダイヤモンド』
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高橋に対して、愛甲はVシネに30本出演するなど、今回のメンバーの中では役者としてのキャリアは豊富だが、「実際は6つほど歳が違うのに、慶彦さんと同級生の役で出ているのがつらかった」と感想を述べ、映画のラストでは高橋との乱闘シーンもあるが、「殺陣師の方がすれすれをいったほうが迫力が出ると言うので、すれすれをやったら顎をかすってしまって、『あー当たっちゃった、まずい』って思ったら、すぐに慶彦さんからパンチが返ってきた」と、高橋の負けん気の強さに触れる。高橋の殺陣に関しては、感心する部分も多かったようで、「空手をやってたらしいんですけど、言ってくれなかった」と苦笑い気味にコメントしていた。
体の大きさや厳つさでは、角も高橋や愛甲に負けない貫禄だが、「俺は30秒しか出てないから」と控え目。元木も「緊張しました。周囲が大先輩ばかりだったので、現場よりむしろ控え室のほうが緊張しました。慶彦さんを見た時は、すごい貫禄あるなって思いました」と言い、田中も「珍プレー好プレーでしか見たこと無い大先輩とご一緒させて頂いて光栄でした」と先輩陣を前に恐縮気味な態度だった。
本間監督は「最初は野球選手と思って僕も見てましたが、さすが一流の人たち。“取り組む姿勢など、学べる部分が多かった”と俳優さんたちも驚いていた」と高橋ら出演の元選手を称える。パンチも撮影を振り返り、「慶彦さんは出演を軽く引き受けたなんて言ってますけど、さすがグラウンドで豆作って努力してきた人。俳優さんたちも、役に取り組む姿勢を見て『プロ野球選手も本気で来た』って驚いていた」と現場を振り返って、充実の表情を見せていた。
(取材・文=名鹿祥史)
映画『ダイヤモンド』は8月31日名古屋センチュリーシネマ、大阪 シネ・ヌーヴォ にて公開後、全国順次公開予定
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