難航するサッカー本田圭佑のACミラン移籍 イタリアでは「本田は何様のつもりか」の声も
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サッカー日本代表、本田圭佑(CSKAモスクワ)のACミラン入りの交渉が長引いており、なかなか決着がついていない。
サッカーライターによると「原因は、実は移籍金の折り合いがつかないことではなく、専属トレーナーや移動用の車両の提供など、オプション契約の条件の悪さに本田サイドが納得できないためという話も聞かれます。本田選手の交渉の窓口が実兄なので、余計にそういうところが感情的になってしまっている様子」だという。
本来、本田にとってミラン入りは小さい頃からの憧れであるのだが、ビッグマウスを見ての通り、プライドの高さも人一倍で知られる。
「年俸ダウンを受け入れても、別の部分での駆け引きをしてこそ一流選手という感覚もあるように見えます」(同)
本田の移籍金については、ミラン、CSKAともに歩み寄って400万ユーロ(約5億2,000万円)で基本合意し、年俸については本田が当初の希望から70万ユーロ減額の180万ユーロ(2億3,400万円)を受け入れて、交渉が前進したかに見えたのだが、さすがはビッグクラブのミラン。あと一歩のところでも、選手の希望をホイホイとかなえるような姿勢は以前から見られなかった。
「地元イタリアのサッカーマスコミの操作も手なれており、ファンからは『本田は何様のつもりか』という批判が上がってくるようなことも想定し、あくまで本田のワガママで交渉が進まない論調を躍らせたりするんです」(同)
ミランは今シーズン、アッレグリ監督の下で、フォーメーションを「4-3-3」から「4-3-1-2」に変更する予定で、これまでいなかったトップ下の選手が必要となった。ボアテングやサポナーラらトップ下の候補はいるが、経験不足は否めず、純粋なトップ下の選手はいない。さらに、攻撃陣でも元ブラジル代表のロビーニョを負傷で欠くなど得点力も落ちている。
「本来はACだって本田獲得に積極的なのに、イタリアのカルチョ(サッカー通)から『本田はくだらないプライドのために千載一遇のチャンスを潰すつもりなのか』なんて嘆きがネット上にたくさん見受けられることから、あくまで交渉で引き下がる気配を見せていません」(同)
もちろん、トップ下選手の候補は本田だけではない。本田との交渉が難航している間に、ミラン内部では他選手の獲得で名を上げようとする交渉役もいるというから、今後どうなるかは予断を許さない。
(文=鈴木雅久)
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