「不幸、不幸、不幸……」それでも満島ひかり主演ドラマ『Woman』を見てしまうワケ
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満島ひかりが主演を務める連ドラ『Woman』(日本テレビ系)の第4話が24日に放送され、平均視聴率13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の11.4%から2.5ポイント上回ったことが分かった。
一方、同じ時間に放送中の『ショムニ2013』(フジテレビ系)は9.9%まで下降。これまで『ショムニ』が勝ち続けていた同枠のドラマ対決は、『Woman』の逆転勝利となった。
『Woman』は、夫の信(小栗旬)を事故でなくした主人公・小春(満島)が、2人の子どものために、貧しいながらも力強く生き抜く物語。初回では、夫が電車にひかれシングルマザーとなり、貧困と疲弊の連鎖でボロボロになっていく主人公の姿が淡々と描かれ、「息が詰まりそうで、来週も見られる自信がない」「いいドラマだとは思うけど、重すぎて見てられない」と脱落者が続出。
この頃は、今後もシングルマザーの過酷な現実ばかり描かれると思われていたためか、第2話、第3話は11%台まで落ち込んでしまった。しかし、そんな予想に反して、ストーリーは思いもよらぬ方向に展開。さまざまな要素が加わり深みが増すにつれ、「どんよりするのに、つい毎週見てしまう」「夜眠れなくなった。でも来週も見てしまうのだろう」といった中毒者が増えているという。
第4話では、4歳の息子に“言葉の遅れ”の疑いが浮上したほか、小春が重い病気であることも発覚。また、小春と父親違いの妹・栞(二階堂ふみ)が、信の死に自分が深くかかわっていることを告白。泣きじゃくる二階堂の演技に、「引き込まれた」「満島と並んで演技がうますぎる」と視聴者から称賛の声が上がった。
「不幸の連鎖がすさまじく、それは回を追うごとに加速。決して昼ドラ的なわざとらしさはなく、どこまでもリアリティを追求しているところが高評価につながっているのでは? また、これまであまり目立たなかった二階堂さんが、このドラマにおける重要人物だったことが分かり、視聴者の注目度も上昇。重い内容と、満島さんと二階堂さんの鬼気迫る演技のダブルパンチは、視聴者側の精神力も試されそうですね」(テレビ誌ライター)
主人公の病が発覚し、さらなる不幸を予感させる『Woman』。3年前に同じスタッフが制作した社会派ドラマ『Mother』(日本テレビ系)も、初回視聴率11%台から徐々に数字を伸ばし、最終回では16%台まで上昇しただけに、『Woman』もさらなる好調ぶりが期待できそうだ。
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