[TVツッコミ道場]
『半沢直樹』で1人だけ昼ドラ臭を放つ、上戸彩の存在意味
2013/07/21 13:00
『半澤直樹』公式サイトより
今回ツッコませていただくのは、視聴率では2話目が21.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回視聴率(19.4%)を上回る数字を記録し、評判においても「今期ナンバー1」の声が多いドラマ『半沢直樹』(TBS系)。
「銀行内外の敵と戦っていく」重厚な世界観と豪華な役者たち、スピーディーでスリリングな展開に加え、「やられたらやり返す。倍返しだ」の決めゼリフに象徴される「痛快感」などは、今クールで頭一つ抜けているドラマだと思う。
そんな中、唯一「演技が下手」「いらない」など、ネガティブな声が多数聞かれるのが、半沢の妻を演じる上戸彩の存在だ。「思ったことをすぐに口にするタイプ」「半沢が唯一かなわない相手」という設定で、銀行内外の闘争とは別に、もう1つの戦い「社内の奥様会」を繰り広げているのだが、「奥様会」シーンが始まると、唐突に安っぽい昼ドラ臭がしてしまうのは、やや残念に思える。
まず多くの視聴者からの指摘にあるように、上戸がちっとも「銀行員の妻に見えない」。半沢直樹を演じる堺雅人は現在、39歳。上戸は27歳。実際に一回り違う年齢差もあるだろうが、年齢差以上に、醸し出す空気が「別世界」すぎるのだ。妻は一応「フラワーアレンジメントの仕事をしていた後、結婚によって専業主婦となった」という設定があるらしいが、時折乱暴な言葉で夫をなじる姿は、どうにもヤンキー妻に見えてしまう。
最終更新:2013/07/21 13:00
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