38冊で頓挫!? 忘れ去られた「吉本芸人100冊出版プロジェクト」の裏事情
2013/07/22 13:00
吉本興業公式サイトより
昨年、大手芸能事務所・吉本興業創業100周年を記念して行われた事業の1つ「笑いと平和の百冊シリーズ」。「笑いと平和」をテーマに、各出版社が吉本芸人・吉本興業にまつわる100冊の本を出版していくという企画内容で、6代目桂文枝の『六代桂文枝ヂカラ~「桂三枝」のその先へ~』(マガジンハウス)から、カラテカ・入江慎也の『後輩力』(アスコム)まで、超ベテランから若手まで、さまざまな本が世に出された。
しかし、今年4月で100周年事業に終止符が打たれたにもかかわらず、出版されたのはたった38冊。「1年で100冊出版する」という壮大な企画は、案の定、暗礁に乗り上げてしまったようだ。
「そもそもこの企画は、社長の大崎洋氏が大の本好きということから、かなり無理矢理に企画が立ち上がりました。現場の社員は『どうすればいいんだろう……』と頭を抱えることが多かったようです」(お笑い業界関係者)
そんな中で、「なんとか38冊の出版にこぎ着けた模様」(同)というが、4月以降、「笑いと平和の百冊シリーズ」の出版はストップしているようだ。
最終更新:2013/07/22 13:00
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