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ドラマ『Woman』エグ過ぎで、スカっとする『ショムニ』へ乗り換える人が増殖中?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。

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ドラマ『Woman』エグ過ぎで、スカっとする『ショムニ』へ乗り換える人が増殖中? – Business Journal(7月17日)

『ショムニ 2013』公式サイト(フジテレビHP)より

 今クール(7〜9月期)も数多くの連続テレビドラマが放送されているが、中でも毎週水曜夜10時〜のいわゆる“水10”ドラマ枠で同時間帯に放送される、『ショムニ 2013』(フジテレビ系)と『Woman』(日本テレビ系)の視聴率争いに注目が集まっている。

 まず『ショムニ』は、会社でリストラ対象として庶務二課(ショムニ)に集められた、主役の江角マキコ扮する坪井千夏をはじめとするOLたちの孤軍奮闘ぶりを描いたコメディ・ドラマ。1998〜02年にかけ計3度にわたり放送された人気シリーズで、03年放送のスペシャル版以来10年ぶりの復活となり、待望していたファンも多い。

 対照的に『Woman』(日本テレビ系)は、満島ひかり扮する青柳小春が、亡くなった最愛の夫との間に残された2人の小さな子どもを育てるという設定で、シングルマザーの苦悩を描いたヒューマンドラマとなっている。過去に人気恋愛ドラマの『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)、『最高の離婚』(同)のほか、加害者家族と被害者家族の関係を描いた『それでも、生きてゆく』(同)などの“シリアスもの”まで幅広く手掛けた実力派脚本家・坂元裕二の作品ということもあり、こちらも前評判が高かった。

 初回放送分では、『ショムニ』(7月10日放送)が平均視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)18.3%をマークし、同13.9%の『Woman』(7月3日放送)を制したが、ドラマ好きの間からは、「テイストが正反対の2つだが、どちらもドラマとしての出来は高く、一方だけを選べない」という声も聞こえる。

 そこで気になるのが、それぞれのドラマを、どのような視聴者がどういう理由で選んでいるのか? という点だろう。今回、これらのドラマを視聴した20〜40代の男女に話を聞いた。

 まず、“ショムニ派”だという20代女性は、『ショムニ』の魅力を次のように語る。

「以前のシリーズを学生時代に見ていた頃は、単純にコメディとして楽しんでいたが、今、会社に勤める社会人の視点で見ると、違った面白さが味わえる。例えば、スポーツ入社したが挫折し会社で居場所がない本田翼を“ショムニ”に飛ばした元上司に対し、江角マキコが『部下を教育するのも上司の仕事。その分もあんたの高い給料に入ってるんだよ』と啖呵を切るシーンでは、『その通り!』と思わず拍手してしまいました。そういう普段会社で自分が思ってても言えない台詞を江角が放ち、見ていて“スカっ”とできるところがいい」

 また、同じく“ショムニ派”の30代男性は、「人事部の鈴木浩介と安田顕の、自己保身や出世欲丸出しの言動が面白い。『ショムニ』特有の過剰な演出を差し引いても、私の周りにも鈴木や安田と同じような社員はたくさんいますね。なので、ドラマを見ながら、『あるある』とうなずけるシーンが多い」と感想を述べ、違った楽しみ方もあるようだ。

 一方、“Woman派”だという2人の子どもを持つ40代女性は、「満島と子どもたちが、電車内やスーパーで買い物をしながらやりとりする会話やしぐさが本当に自然で、自分の子どもが小さかった頃を思い出して、見入ってしまう」と語る。ほかにも第2話(7月10日)で、田舎にある満島の友人宅に預けられた長女が逃げ出し、駅へ探しに出た満島が無事に娘を見つけ出したシーンについて、「子どもが逃げ出した理由を、『今度一緒にお母さんと花火しようって言ってたのに、花火しちゃった。ごめんなさい、ごねんなさい』と泣きながら説明すると、満島も泣きながら子どもを抱きしめるのを見て、今反抗期の自分の子どもにもこんな繊細さがあったなと思い、私も泣いてしまった」と、自身の経験を重ね合わせながら見ている様子がうかがえた。

 また、満島演じる青柳と同じシングルマザーだという30代女性は、次のように少し違った見方をしているようだ。

「出勤前に子どもを託児所に預けるために、2人の子どもを抱えて満員電車に乗り、周囲の乗客から舌打ちされるシーンや、生活保護申請の窓口で区役所職員が見せる冷たい態度など、シングルマザーにとっては、まさに日々直面しているシーン。満島が劇中でつぶやく『(夫婦)2人なら普通にできることが、1人だとこんなに辛い』という台詞は、私も何度も心の中で思ったことがあります」

 ただこの女性は、あまりにドラマの演出がリアル過ぎ、見ていて気持ちが苦しくなる時もあったため、「次回からは明るく日常を忘れられそうな『ショムニ』を見るかもしれない」と意外なコメントを寄せた。

 これと反対の意見は“ショムニ派”からも聞かれ、ある30代の女性は、「初回は『ショムニ』を見たが、会社での嫌なことを思い出してしまった。また、独身の私からすれば、現実の“母と子”、もしくはシングルマザーの置かれた現状がどのようなものなのか、とても興味を惹かれる。次回は『Woman』を見ようと思う」と、“乗り換える”意向を示した。

 どうやら、「働く独身女性=“ショムニ派”」vs.「子を持つ母親=“Woman派”」という単純な構図は成立しないようだ。この話題の2つのドラマ、視聴率は最終回を迎える9月頃にはどのように変わっているのか、今後の動向から目が離せない。
(文=編集部)

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最終更新:2013/07/19 14:00
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