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村上春樹、鼻息荒く100万部発行も、新刊『多崎つくる』は在庫の山だった!?

murakamiharuki_book.jpg『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』/文藝春秋

【サイゾーウーマンより】

 前作より4年ぶりの書き下ろし長編として、今年4月に発行された村上春樹著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)。オリコン調べでは、2013年上半期でNo.1の売り上げと発表されているが、版元関係者からはため息しか聞こえてこないという。

 村上氏といえば、毎回新作長編が異例の売り上げを記録するで有名だ。前作の『1Q84』(新潮社)は全3冊の総売上が400万部以上、1987年の大ベストセラー『ノルウェイの森』(講談社)は2010年の映画公開時点で、1,000万部を超えたと伝えられている。

「ところが『多崎つくる』に関しては、発売1週間で100万部発行とうたわれていましたが、実売は60万部程度だったそうです。文藝春秋の関係者は、『刷りすぎた』と頭を抱えています。発行部数と実売が開けば開くほど、出版社としては負債となってしまいますからね。文藝春秋は鼻息荒く、HPでのプロモーションや、京都大学でのトークショーなどに力を注いでいましたが、期待ほどの利益には結びついていないのが現状なんです」(出版関係者)

最終更新:2013/07/16 13:57
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