「絵的に目立つけれど……」“ローラの父”問題で芸能界の外国人&ハーフタレントに苦境
#ローラ
ローラの父親が指名手配犯となったことが、意外な方向に飛び火。同じハーフや外国人のタレントたちに影響が出ているという。
ローラの父、バングラディシュ人のジュリップ・エイエスエイ・アル容疑者(52)は、海外での診断書を偽装して海外療養費を騙し取る国民健康保険の不正受給詐欺で国際指名手配されている。この手法はジュリップ容疑者のみならず日本に出入りする外国人たちの間でも「カネになる」と悪用が急増していたものだ。
入国管理局の関係者によると「現在、同様の詐欺行為に関わる人脈を、警察と協力して一斉調査しているところ」というが、そこで槍玉に上がっているのが、なんと外国人が親族にいるモデルたちだという。
「芸能人としての来日は、他と比べてビザが取れやすく、タレント本人でなくとも親族として取材を受けるとして同様のビザを取ることも多く、ひどいタレントになると従兄弟や親戚だといって数十人が虚偽の申請で来日していたりするんです。タレント本人が直接関わっていなくても、芸能人の親族として名前を勝手に悪用されたることもある」(同)
こうした動きには一部の芸能プロダクションも自ら「所属タレントの身辺は大丈夫なのか」と身体検査のようなことが始まっている、と芸能記者。最近はベッキーはじめ、水沢アリーやトリンドル玲奈、ダレノガレ明美など、テレビ番組にハーフや外国人タレントを見ない日はない状況で「明らかに以前より増えている」と同記者は明かす。
「普通の日本人タレントより感覚の違う話をするし、絵的にも目立つからと起用されることが多い。また、モデル出身でアパレルメーカーとの契約があるタレントは、番組制作側が“衣装代がかからない”と経費の面で重宝していたりもする」(同)
そんな中、実際にマークされているハーフタレントがいると、前出の入管関係者が明かす。このタレントは20代前半の男性モデルで、欧米の血筋ながら親族が香港在住。海外療養費の制度を悪用している不良中国人との関係が疑われているという。そんなウワサがあるからか、この男性タレントは現在、テレビ各局が起用を控え始めており、ゴシップに敏感な広告代理店に至っては「起用NGリスト」に加えたという話もある。
「広告代理店は“スポンサー企業の意向”という印籠を出して、タレント側に家族構成や親族の経歴などの提出を求めるようになるという話。ただ、逆にタレント側も正直に答えるとは限らないので、実際に効果があるかどうか」(前出記者)
一方、ある外国人タレントの親族が、日本の芸能界デビュー話をエサに海外で美女を集め、国内の風俗店やお見合いイベントに紹介しトラブルが起きているという話もある。増えるハーフ&外国人タレントならではの問題に警戒感は強まる。
(文=鈴木雅久)
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