アイドル系3人組新世代歌謡グループ 「はやぶさ」の悲しき“朝立ち”に迫る
#演歌
6月某日7時半、神奈川県はJR川崎駅東口駅前。通勤ラッシュの時間帯、どんより曇った空の下を通勤通学の人々が一直線に駅へと歩いていた。皆、かまってくださんなという表情だ。
その中で、人の流れをせき止める岩場のように立つ、白スーツ3人組が! 水色の小さなラジカセから響き渡る「ちょっとちょっと~(ちょっと!)/ちょ~っと~/(ちょっと!)待ってよヨコ~ハマ~♪」という昭和なメロディー。それに合わせ、息を合わせて全力で振り付けを踊る、超絶笑顔の男性3人。
彼らを取り囲むのは、ラジカセ、ポスターを貼った木の看板、告知の紙を貼り付けたキャリーバッグ、足元には手作りのチラシと、なんとも手作り感満載。看板のポスターを見るに、この曲は2013年1月にリリースされた「ちょっと待ってよヨコハマ」というセカンドシングルらしい。
彼らは早朝にもかかわらずテンションMAXだ。……が、正直浮いてます! 「ちょっと待ってよ」って、全然みんな待ってくれないし!! と、そこに肩を叩く男性が。聞けば、彼らのスタッフだという。どんだけ遠くにいたんですか!?
「彼らの名は『はやぶさ』といいまして、12年2月に『ヨコハマ横恋慕』でデビューした頃から、朝と夕方に駅前で路上パフォーマンスをしているんです」
聞けば、彼らは大手芸能プロ・長良プロダクションの「新世代歌謡グループ」で、あの氷川きよしの弟分として活動中。長良グループとして「ハモネプ」などにも出演し、じわじわと知名度を上げているとか。
メンバーは、リードボーカルのヒカルくん(26歳、青担当)、コーラス担当のヤマトくん(19歳、赤担当)とショウヤくん(20歳、緑担当)。彼らは、デビューから約1年半経った今でも、週に2~3回は認知度アップのために“朝立ち”している、とスタッフ。
「いつでも歌わせていただいております。朝の場合はだいたいこのペースで9時ぐらいまでパフォーマンスをしていますね。夕方の路上ライブでは人だかりができたりもするんですが、朝は厳しいですね……」
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