「これ以上の舞台はない」46歳キング・カズのヴェルディ移籍は、引退への花道なのか
#サッカー #三浦知良
日本サッカー界の至宝、キング・カズに移籍話が急浮上している。
J2横浜FCの元日本代表FW・三浦知良に対して、兄の三浦泰年監督率いるJ2東京ヴェルディが期限付き移籍での獲得に動いていることが明らかになった。近日中にもクラブ間交渉が行われ、東京V側は正式にオファーする方針。移籍が実現すれば、カズにとって15年ぶりの古巣復帰となる。
「関係者によれば、東京Vは早い時期から水面下でカズ獲得に動いていたようです。すでに獲得へ向けてゴーサインも出ていて、今夏の移籍市場で正式オファーを提示する方針。近日中にも両クラブの幹部が直接交渉し、条件面などが話し合われる見通しです。東京VとしてはJ1昇格の切り札としてカズの得点力に期待しているとのことですが、本音では人気低迷のチームへのテコ入れ策としての獲得でしょうね。いくらなんでも、50歳近いプレーヤーにJ1昇格を託すというのはあり得ない。兄弟で同じチームで競演ともなれば話題性も十分だし、それだけで客を呼べます。一方、横浜FCで満足なプレー機会を得られていないカズとしても、どんな形であれ出場機会が得られるのなら、東京Vへの移籍は大歓迎でしょうからね」(サッカー誌編集者)
すでに兄の三浦泰年監督はカズの獲得を見越して、起用法やカズを生かすためのシステムなど複数のアイデアを描いているという。だが、今回の移籍話はそんな単純なものではない、という見方もある。
「ズバリ、引退へ向けた“最後の花道”です。横浜FCでくすぶり続けながらフェードアウトするように引退するのは、カズとしても本意ではないでしょう。派手好きな男ですから、華々しく引退できる舞台やシチュエーションを模索しているはず。本来ならプロ生活を始めたブラジルのクラブチームで引退したいのでしょうが、さすがにブラジルのクラブでは出場機会は保証されない。一方、ある程度、出場機会が得られそうな東京Vなら、かつて全盛期を過ごしたクラブだし、兄が監督であるし、カズが有終の美を飾るにふさわしい舞台だといえます。しかも、チームのJ1昇格がかなえば、最後の花道として、これ以上言うことありません」(同)
46歳という現役最年長プレーヤーとして、鉄人ぶりを見せつけてきたカズだが、いよいよ現役引退が近づいてきたのかもしれない。
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