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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 久田将義、関東連合問題を語る

【『ニコ生ナックルズマガジン』出張版】ついに“闇社会の論理”で動きだした「関東連合問題」

 前回のブロマガで、「住吉会系幹部田丸大容疑者逮捕」はこの余波を受けていると書いたが、その後、裏付け取材をしたところ、大体の組織がこの見方をしている。つまり、組織からも警察からもにらまれた田丸容疑者が銃刀法違反だけでなく、発砲をして発射罪を重ねた。つまりさらに罪を重くして、警察に逃げ込んだという見方だ。

 田丸容疑者のプロフィールをおさらいすると、関東連合系チーマー「TOP-J」リーダー。ケンカの強さで有名だった。その前は「用賀喧嘩会」にいた人物だ。TOP-Jが、渋谷センター街の不良少年たちのトップに君臨していたのは間違いない。

 が、ヤクザになってしまった。するともはや、不良少年の論理でなくヤクザの論理がまかり通り、その掟に従って行動しなければならない。ヤクザでなかった関東連合の人間も以前までは「一般人」扱いだったが、「準暴力団」規定されてしまった。

 とはいえ、関東連合OBでもヤクザとは関係なく、まっとうな商売をしている人間もいる。どこまでが関東連合か、どこからがそうではないのか、その線引きと判断は非常に難しい。警察の恣意的判断でやられてはたまらない、と思っている人間もいることだろう。

 つまり、これから闇社会の地殻変動が起こるのでは、と僕は見ている。単純にいえば、「ヤクザの論理」でこれからの事件は解決されていくのでは、と推測するものである。
(文=久田将義)

●ひさだ・まさよし
 1967年東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜育ち。法政大学社会学部を卒業後、(株)産経メディックスに入社。その後、三才ブックスに入社、「別冊ラジオライフ」編集部に所属。後に、ワニマガジン社へ移籍、その傍ら、ムック「ワニの穴」シリーズの編集人。2000年、ミリオン出版に移籍し「ダークサイドJAPAN」の創刊編集長。2001年、「実話ナックルズ」編集長。2005年、「実話ナックルズ」編集長兼任で「ノンフィクスナックルズ」「THE HARD COREナックルズ」創刊、2012年9月末日にミリオン出版を退社。2012年9月より、ニコニコでブロマガ「久田将義の延長!ニコ生ナックルズ」を配信開始。

・久田将義の延長!ニコ生ナックルズ
<http://ch.nicovideo.jp/hisada>

最終更新:2013/06/18 21:00
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