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こんなのアリ?

電子書籍業界に殴り込み!? 中二病炸裂「架空の歴史ノート」著者を直撃!

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「“小中学生が妄想してノートに夢中になって描く”というテーマがあるので、なるべくうまく描かないようにしています。それに、ノートを描いていると、当時の自分が乗り移ってくるというのもありますね。もともと美大でも絵がうまいほうではなかったというのもありますが……」

 今回の大反響ぶりに「こうなるとは思いもしなかった」という設楽さんだが、なぜ、Kindleで出版しようと思ったのだろうか?

「1年ほど前から電子書籍に興味を持ち、電子書籍講座を受けたり、5つくらい電子書籍配信プラットフォームを渡り歩き配信を試みたのですが、自分の画像編集技術の未熟さと電子書籍の黎明期ということもありノウハウ本も少なく、詳しい知人もいなかったので失敗を繰り返していました。今年に入り、配信できそうなのはKindleしかないと思い、独学で勉強し直して配信までたどり着きました」

 このノート以外にも、設楽さんの作品にはやはり中二病的な要素が出ているそうだが、今後の展望についてこう語る。

「『架空の歴史ノート』は、現在並行して描いているのが3冊あります。『漫画ノート』も含め、アマゾンで少しずつ発表していきたいですね。また、紙での出版も夢です。いつかノートと絵画、彫刻作品を合わせて展示した“大帝国展”をやってみたいです。あくまで妄想ですけど……」

 利便性だけでなく、これまでの紙メディアでは考えられないような自由な発想で作品が発表できるのも電子書籍の魅力。今後も「架空の歴史ノート」のようなユニークな作品が登場することを期待したい。
(取材・文=編集部)

●設楽陸WEB
<http://wwwbakudanrobocom.blogspot.jp/>

●「架空の歴史ノート」
<http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00CP7Y9IK/>

最終更新:2013/05/31 16:30
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