これが、インテリ美女の……京大教授が自分の「全裸写真」を披露した児童ポルノ法問題講演会
#児童ポルノ #青少年育成条例 #非実在青少年
「児童の保護の役に立たない罰則は許されません。犯罪を減らすという口実で刑罰を科すこともまた、許されません。場合によっては、逆効果をもたらす場合すらあるのです」
髙山教授は、子どもが真似をする可能性があるため、ある程度の規制は必要とはしながらも、普通の判断能力のある大人であれば現実とフィクションの違いは区別できるので、フィクションの世界に規制や刑事罰を設けることは実効性に乏しいと主張する。そして、性を扱ったメディアに触れて犯罪を起こすという主張は科学的根拠に乏しいとする。
「規制を進める人々の中には、性犯罪者がメディアに触れたことをきっかけに犯罪を起こしたという主張がみられます。でも、そうした犯罪を犯す人々は、もともと危険性を持っており、ほかのきっかけでも性犯罪を行ったと考えられるのです。現にアフリカの紛争地など、マンガなどにまったく接していないところで重大な性犯罪が発生しています」
規制を推進する人々からは、性犯罪を喚起する危険性があるとして表現の自由に対する規制を求める声が根強い。しかし、髙山教授の言うように、目を覆いたくなるような性犯罪・性虐待が起こっているのは、むしろ、そうしたメディアが普及していない地域なのだ。さらに、髙山教授は性を扱ったものには批判の声が集まる一方で、ホラーやスリラーに対して規制を求めるような声が少ないことにも疑問を呈する。
「これは、弾圧というかフィクションに対する偏見としか思えません。判断力のない子どもには制限が必要でしょうが、大人がみるのには構わないでしょう」
単純に規制を推進しようとする人々の主張の不合理さを示した今回の集会。終盤で、髙山教授は自らの1歳半と8歳の時の「全裸写真」を提示し、規制強化への疑問を改めて強調。会場内には「誰得……(失礼!)」な空気が流れた。
(文=昼間たかし/写真提供=うぐいすリボン)
髙山佳奈子(京大職組委員長)のブログ
<http://kanakotakayama.blog.eonet.jp/default/>
<集会案内>
うぐいすリボンHP
<http://www.jfsribbon.org/>
・広島
児ポ法改正審議直前:緊急集会
日時:平成25年5月25日(土)19時00分~20時30分
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ 研修室C
講師:中村晃基 (弁護士)
<http://kokucheese.com/event/index/88712/>
・福岡
児童ポルノ規制に関する論点解説講演会
日時:平成25年6月14日(金)19時00分~20時30分
場所:JR博多シティ 9階 大会議室3
講師:山口貴士 (弁護士)
<http://kokucheese.com/event/index/91053/>
・札幌(準備中)
日時:平成25年6月23日(日)19時00分~
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