鬼束ちひろ、平野綾、西野カナ……「歌姫がヤバイ!?」激変する女性シンガーたちの苦悩
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鬼束ちひろが5月9日の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演した際の激変ぶりが話題になっている。デビュー翌年の2001年の時点で「ペットのハムスターをベランダで凍死させた」などの問題発言をしていた彼女だが、その個性的なキャラクターがより知られるようになったのは、交際相手から暴行を受けたというニュースが報じられた10年頃から。本人はもともと派手好きなようで、スタイリストの用意する清楚な服装に不満を抱いていたと、自叙伝『月の破片』(幻冬舎)で明かしている。
鬼束のような変貌を遂げた女性シンガーは多い。最近だと、yuiがボーイッシュな金髪のショートカット姿で男性と歩く姿が週刊誌に掲載されたばかりだ。また、中島美嘉もしばしば奇抜なメイクでファンを驚かせるほか、長年務めていた化粧品ブランド「KATE」(カネボウ)のイメージキャラクターを降板したのは、交際する男性の好みに合わせて髪を染めてしまったからだとウワサされている。
こうした女性シンガーの変貌はどうして起こるのか? 音楽関係者はこう話す。
「女性シンガーのデビュー時には、アートディレクターやスタイリストが総掛かりでイメージを作り上げるのが一般的です。そのあたりの事情は女優やタレントと同じですが、女性シンガーは一定の実績を積み上げると、女優やタレントとは比較できないほど大きな発言権を得るため、『私はこんな服着たくないの!』とばかりに暴走することが多いのです。鬼束ちひろや中島美嘉はそれが極端に表れたケースですね。微笑ましい話では、ポニーキャニオンの女帝と呼ばれるaikoもそう。いつもティーンズ雑誌に出てくるような若作りをしていますが、スタッフは内心『年齢相応の服を着たほうがキレイなのに』と思ってるはずですよ」
本人が望む方向へ転換することで、それまでのファンが置いてきぼりに……という事態も起こる。例えば、声優・歌手・タレント・女優などマルチに活動する平野綾だ。『涼宮ハルヒの憂鬱』で主役を演じて脚光を浴びた当時は、黒髪セミロングという清純そうな風貌で、若い女性声優の中では突出した人気を誇っていた。しかし、黒髪から茶髪にイメージチェンジを図り、『グータンヌーボ』(フジテレビ系)で恋愛トーク、さらには男性との半裸ショットを「BUBKA」(白夜書房)にすっぱ抜かれるなど、イメージにそぐわない行動でファンが激減。今年の2月に発売したユニバーサルシグマ移籍第1弾シングル「TOxxxIC」の売り上げは約3,500枚と、初動が約9,000枚だった前作「Hysteric Barbie」(ランティス)と比べて振るわず、ネットでは「アイドル声優と違う方向目指したからでしょ」「ガチでオワコンになっちゃったな」などの声が上がっている。
若者から支持を集める西野カナも、激太りと激痩せを繰り返している。「18時以降は食事をしない」「間食を控える」など健康的なダイエットをしているようだが、過度な体重変動には“歌姫”としてのプレッシャーがうかがえる。好きなシンガーの変貌は必ずしも喜ばしいことではないが、それが本人の望みなら、そっと見守ってあげるのが真のファンなのかもしれない。
(文=木野雪)
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