胸元を美しくする照明技術『脱衣麻雀バトルロワイアル』
#梶野竜太郎 #アイドル映画評
――アイドル映画をこよなく愛する「アイドル映画専門」映画監督が、カントク視点でオススメのアイドル映画を、アノ手コノ手で解説します。
●今回のお題
『脱衣麻雀バトルロワイアル』
監督:マック・P・フォーエヴァー
女性主演:Nina、佐々木杏、宇佐野瞳、東尾真子、霜月るな
ご無沙汰しております。私の新作『こたつと、みかんと、ニャー。』という作品の公開で、バタバタしておりました。
闇の組織が運営する番組
「ザ・脱衣麻雀」は、ワケあ
りの女たちが集められ、自ら
の衣服を賭けて対局に挑む
“リアル脱衣麻雀”。優勝者
には賞金一千万円が、全裸の
敗者は心も身体も犯された後
に死の制裁が下る。そして運
命の対局が始まった──。
(Amazonより引用)販売元:
アルバトロス/税込価格:
3,990円/(c)2011「脱衣麻雀
バトルロワイアル」製作委員会
木嶋のりこ、福見真紀、鎌田紘子を主演に迎えた……いや、この3人しか出てこない百合物の映画を撮り、おかげさまで大好評でした。タイトルは、こたつ、みかん、ニャー(ネコ)という、冬の風物詩的な匂いをさせながら、こたつ=タチ、みかん=間、ニャー=ネコ、と、百合だからこその深い意味を隠し、タイトルだけでは内容がわからないようにしました。
冬の風物詩の中に隠されたメッセージ。タイトルだけではどんな内容なのかもわからない……。そして今回、そのまったく逆で、タイトルだけで、それこそ物語、内容、もしかしたらエンディングまで読めてしまう作品を見つけました!
それが、この『脱衣麻雀バトルロワイアル』……わかりやすい~~~!! 内容当てクイズやっても正解者99%でしょう!!
物語は、ワケありの女たちがリアル脱衣麻雀を繰り広げるスリラー。闇の組織が運営するネット番組『ザ・脱衣麻雀』に参加した女子高生アイドル・優花、エリート弁護士・葵ら4人の女たち。優勝者には賞金1,000万円、全裸の敗者には死の制裁が待っている!
うん! そのまんま!! 意外性、どんでん返し、まったなし!! わははははは!……いやいや、これでいい! これでいいのだ!
もともと「脱衣麻雀」とは、ゲームセンターの麻雀テレビゲームから出てきた。当時、シューティングやアクションばかりだったゲームセンターの中で産声を上げた麻雀ゲーム。それが「ジャンピュータ」。もーね、流行しすぎちゃって、ゲーセンに住んでたような人もいた。
このテレビゲームの麻雀の特徴。それは対局のみということ。4人いないのだ。(後に4人打ちも出てきます)
だとしたら、相手は女の子のほうがいいよね、ゲームだし。負けたら脱いでってほしいよね!! ゲームだしーーー! ってな感じ。
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