有吉弘行が噛み付いた「ベストマザー賞」だけじゃない! “この手の賞”が乱立するウラ事情
#辻希美 #有吉弘行
9日に授賞式が行われた「ベストマザー賞」(主催:NPO法人日本マザーズ協会)の「文化部門」に、タレントの辻希美が選ばれたことに対し、タレントの有吉弘行が自身のラジオ番組で、「辻希美になんか、なんの文化があるんだよバカのくせに」と噛み付いた。
ただし、この放送で有吉が噛み付いた矛先は辻ではなく、主催者。「『文化部門・辻希美』って、ああ~確かにねってならないだろ。かわいそうだろ辻希美が」「芸能部門を(長谷川京子と)ダブル受賞にしてあげればいいじゃない」「お役所仕事はダメだって」などと苦言を呈したのだ。
有吉のみならず、“この手の賞”を疑問視する動きはここ数年で増加。授賞式の様子がワイドショーで取り上げられるたびに、「こういう賞って、なんの意味があるの?」などといった声が上がる。
現在、ファッション関連の賞だけを羅列してみても、「ベストドレッサー賞」(主催:日本メンズファッション協会)、「ベストジーニスト」(主催:日本ジーンズ協議会)、「ベストフォーマリスト」(主催:日本フォーマル協会)、「ベストレザーニスト賞」(主催:日本タンナーズ協会)、「COTTON USAアザード」(主催:日本綿業振興会)など無数に存在し、数年前に行われたきり途絶えてしまった「ベスト・ジャージスト」(主催:アディダスジャパン)や、一般投票で勝手に順位を付けてサイトで発表するだけの「ハットグランプリ」(東京帽子協会)のようなものまで入れると、もはや数え切れない。
「毎年決まってきな臭いと言われるのが、『日本メガネドレッサー賞』(主催:日本医用光学機器工業会ほか)です。井上真央や澤穂希など、特にメガネのイメージがない有名人が選ばれることも多い上に、『今後メガネをかけてほしい人』に贈られる『特別賞』なるものまであり、“マスコミを集めるために必死”と受け取られてもしょうがないでしょう」(芸能記者)
また、類似した賞が乱立している点についても違和感を覚えているようで、例を上げると、「最も輝くファッションリーダーである美脚女性」を選出する「クラリーノ美脚大賞」(主催:クラレ)を上戸彩が受賞したかと思えば、「素足を美しく保っている著名人」に贈られる「素足ビューティーアワード」(主催:Baby Foot)に菜々緒が選ばれたり、「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」(主催:「いい夫婦の日」をすすめる会)でレスリング選手の小原日登美夫妻が授賞式に出席したと思えば、同じ月に「ブライト あつあつカップル」(主催:ネスレ)に選ばれた矢口真里夫妻が登場したりといった具体だ。
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