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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 【キングオブ潔癖症】坂上忍

「頑張るとか、一生懸命って言葉が嫌い」キングオブ潔癖症・坂上忍から学ぶ40代の“真っすぐすぎる”生き方

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坂上 「ブスが嫌い」っていうのは、それを公言するかしないかの差であって、「みんなそうでしょ?」って思うんです。逆に「ブスが好き」って言ってる人がいたとしたら、それはその女性と付き合おうと思って言ってるわけじゃないと思うから、そっちのほうが差別なんじゃないの? って思いますね。

――ちなみに現在、独身ですが、結婚願望はありますか?

坂上 大きなお世話です(笑)。僕、そういう愚問に答える気もなくなってる年なんですよ。そもそも「ブスが嫌い」って言ったのも、あまりにもみんなが「好みのタイプは?」って同じ質問をしてくるので、10代の頃から「好きなタイプは美人! 嫌いなタイプはブス!」って言ってたら、それが最近になって取り上げられただけで。

――もしかして、以前『アウト×デラックス』でおっしゃっていた「働きたくない」発言も、「みんなそうでしょ?」ということですか?

坂上 そうです。働かないで生活できたら、それに越したことはないんで。僕、20代くらいからずっと「夢は、演歌歌手のヒモ」って言ってるんです。ただ、自分がヒモに向いてない気質なのは重々承知なので、かなわぬ夢ではありますけど。

――それでも、43年間にもわたって芸能界で活動されてきたわけですが、やめたいと思ったことは?

坂上 腐るほどありますね。やりたくて始めたわけじゃないですし、物心ついたらもうやっちゃってたので。10代の頃はやめることしか考えてなくて、20代でも微妙で「やめたら麻雀で食ってこう」って思ってましたし、30代でやっと面白さに気付き始めたんですが、40代になった今「やっぱ向いてないな」って思ってます。

――どんなところが向いてないと?

坂上 今みたいな時に、愛想を振りまけないとこ。

――あぁ(笑)。

坂上 でも若い頃は、家の借金のこともあったし、生活もしていかなきゃいけなくて。それに、僕にはまともな仕事はできないだろうし。

――会社勤めはできませんか?

坂上 僕には無理。それができる人は、あんまりこの仕事就いてないと思うんですよね。

――タレント活動をされる一方で、4年前に子役養成所兼プロダクション「アヴァンセ」を設立。現在、所属者たちが活躍中ですが、子役を育てたいと思った理由は?

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