「目指すは生気を感じない“人形”」総額1,000万円超の整形サイボーグ・ヴァニラを直撃!
#インタビュー
――『私の何がイケないの?SP』で、「原形をなくしたい」というヴァニラさんに対して、脳科学者の先生が、消失願望や自殺を危惧されてましたが。
ヴァニラ 今は“作品”を作ることが楽しいので、心のことは心配ないと思っています。ただ、いつか見た目が崩れてきたり、今よりも悪くなってしまった時のことを考えると、そうなることもありえるかもしれません。
――他人を見た時に、「ここ整形すればいいのになあ」と思ってしまうことはありますか?
ヴァニラ 結構よくあります(笑)。彼氏とかには、「ここ直したら、絶対もっとよくなるのに」とか言っちゃいますね。もちろん、本人が望んでなければ言ったりしないですけど、「キレイになりたいけど、どこをやったらいいんだろう」って悩んでる子がいたら教えてあげたいです。
――今までの彼氏の中に、ヴァニラさんのアドバイスを受けて手術した男性はいますか?
ヴァニラ います。一番長く付き合ってた彼氏とは、一緒に手術しに行ったりしてました。
――好きになる男性は、やはり美意識が高い人が多いですか?
ヴァニラ そうですね。お化粧やアートメイクをしてる人とか……ヴィジュアル系ばっかりですね(笑)。
――今後、どんな活動をしていきたいですか?
ヴァニラ テレビなどに出て、アーティストとして、自分を高めていく過程をずっと見てもらいたいなあって思ってます。あとは、美容関係の商品開発にも携わりたいし、ブランドも立ち上げたいし、美容カウンセラー的な立場でアドバイスもしていきたいですね。
――容姿に悩んでいたり、イジメで苦しんでいる女の子に向けて、どんなことをアドバイスしてあげたいですか?
ヴァニラ 美は、努力すれば手に入れられるってことを知ってほしい。別に整形を勧めてるわけじゃなくて、例えば「メイク変えてみよう」とか、「これを真似してみよう」とか。「私はいいや」って思わずに、何か1ついい方向に変えていってもらいたいなあって思いますね。ヴァニラだって、元がよかったわけじゃないけど、強い気持ちでここまで変えられたわけだから。
――ヴァニラさんの最終目標を教えてください。
ヴァニラ みんなが憧れるお人形! 人間じゃなくて、お人形です。それで、日本に宮殿みたいな家を建てて、夜は舞踏会を開いたりしたいです。
――夢のような世界ですね。
ヴァニラ 愛に溢れていて、幻想的で、夢のある世界を作りたいんです! 今見えてる世界が、あまりにも現実的過ぎて、それが結構しんどいなって感じていて……。例えばヨーロッパのほうとかって、家族を大事にする風潮があったりとか、すごく愛に溢れてたりするじゃないですか。日本でももっと家族で一緒にご飯を食べることが普通になったり、愛に溢れて、しかも美しい、そんな世界に変えられたらいいですね。
(取材・文=林タモツ/撮影=梅木麗子)
●Vanilla(ヴァニラ)
ヴェルサイユ宮殿出身。幼少の頃に容姿でいじめを受け、当時出会ったフランス人形に憧れを持ち、“生きるフランス人形”となることを決意。整形代を稼ぐために18歳で夜の仕事を始める。現在、総額1,000万円超の整形を施しているが、本人としてはまだ未完成。今後は、容姿で悩んでいる人などに対し、自分を通して勇気を与えていける美の伝道師になっていきたいという想いで、各メディアに登場していく予定。
ブログ<http://ameblo.jp/blog-vanilla>
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事