【ボブサップ】K-1・谷川貞治に物申すべく自らのスカトロ性癖をも暴露した野獣の本音とは?
#格闘技 #ボブ・サップ
──今年3月、格闘家のボブ・サップが、告白本として『野獣の怒り』を上梓した。裁判にまで発展した元K-1プロデューサー・谷川氏との現在の関係はいかに?
昨年10月に出版された、元K-1イベントプロデューサー・谷川貞治氏の著書『平謝り』(ベースボールマガジン社)で、「お金を手にした途端、試合は毎回嫌がるし、恐がるし、泣きべそかくし……。あの野郎!」とこき下ろされていた”ザ・ビースト”ことボブ・サップ。そんな声を意識してか偶然か、当の本人がK-1やPRIDEでの出来事、谷川氏が代表を務めたFEGとの契約闘争、果ては夜の試合で目覚めた”おしっこプレイ”といった、これまで語られなかった裏側をまとめた著書『野獣の怒り』を上梓した。このタイミングでの出版は、やはり”谷川本”へのカウンターなのだろうか。
「周りから『ボブは格闘家のリーダーなんだから、K-1のことや、引退した格闘家がなんの援助もなく、大変な境遇に置かれているということを訴えなきゃいけない』と言われてね。谷川の本に対してどうこうというワケじゃないよ」
2006年のK-1オランダ・アムステルダム大会で、ファイトマネーの未払いをめぐり、直前になって出場をボイコット、谷川氏をはじめ、さまざまなメディアで叩かれたサップ。その詳細は著書に譲るとして、この騒動がほかの選手たちの訴訟への呼び水ともなったことについて、どのような想いを抱いているのだろうか。
「確かにK-1は、金払いがすごくよかったよ。でも、谷川が社長になって人気が下降する中で、選手の待遇がどんどん劣悪になっていった。アムステルダムで揉めた時は、ほかのファイターから『K-1を壊すようなことをするな』って文句を言われたけど、問題が明るみに出たら『ヒドイことを言ってすまなかった。ボブは正しかったね』って言ってくれて。オレは『K-1は問題があるから、今のうちに金を貯めておけよ』って散々言ってたのに、当時は誰も聞きやしなかった(苦笑)」
日々のトレーニングやコンディション作りに莫大な金のかかる格闘家にとって、ファイトマネーの支払いの有無は、まさに死活問題だ。その金をめぐる争いは結局、”和解”したとなっているが、本当に谷川氏とこれ以上戦う気はないのだろうか。ファンとしては、リングの上で決着をつけてくれると、非常にうれしいのだが……。
「グレートなアイデアだな! 谷川がトレーニングを積んでオレと戦ったら面白いし、日本のファンも喜んでくれると思うよ!」
おお、意外にも乗り気。リング上での決着は難しいかもしれないが、多くのファンは件の契約問題に対して、もやもやしているはず。今こそ、白黒ハッキリさせる絶好のタイミングではないか。
「ライブで公開ディベートをしてもいいと思ってるよ。今でも谷川は『サップは闘志がなくて、逃げ回っている』って言ってるらしいけど、ひとつ言えることは、オレは昨年も18カ国をサーキットしてファイトマネーを稼いでいるが、谷川は今、何をしているのか? ということだ。これがどういうことか、賢明な人ならわかるだろう?」
現在は各国を転戦しているサップ。ある国では入国したことが国営放送でニュースになるなど、今でも抜群の知名度を誇る。この現状を踏まえての勝利宣言と受け取ってもいいだろう。で、”おしっこプレイ”のことなんですけど……あえてこのエピソードを載せる必要ってあったの?
「キャラクター扱いされたり、ゲイ疑惑があったり、変なイメージがついちゃって、それが嫌なんだ。オレは”ノーマル”だということをアピールしたかったんだよ」
却ってアブノーマルなイメージがついちゃうような気が……。
「谷川について書いてることも『嘘じゃないか?』って思われたくなくてさ。性癖を暴露することで、信憑性を高めたかったんだ」
日本のAVメーカーからオファーが来るかもしれないですよ!
「いや、さすがにポルノは勘弁してくれ(笑)」
(文/高橋ダイスケ)
ボブ・サップ
1974年、アメリカ・コロラド州生まれ。本名ロバート・マルコム・サップ・ジュニア。ワシントン大学時代からアメリカンフットボールの選手として活躍し、97年、NFL「シカゴ・ベアーズ」に入団。ケガによる引退後、プロレスラーを目指す中、K-1と契約し、日本に戦いの場を移す。02年に「PRIDE.20」でデビューすると、一躍日本格闘技界の人気者となった。
『野獣の怒り』
K-1デビューから、同団体の元プロデューサー・谷川貞治氏との裁判の様子、そして、日本での夜の”野獣生活”秘話までを収録した、自身初の告白本。”おしっこプレイ”の激白以外にも、格闘技界で活躍し続けるボブ・サップの素顔が読み取れる。発売元:双葉社 定価:1470円
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