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「やっぱり食べ物ネタは鉄板!」初の飲食系同人誌オンリーイベントが開催

gurumecomic.jpgグルメコミックコンベンション公式サイトより

 同人誌=漫画のイメージが先行しがちだが、実はそうではないのは、イベントに足を運んだことがある人ならば知っていること。コミケでは3日目の「評論」スペースとして知られているが、自分の偏愛するものを同人誌という形でまとめて「布教」する活動は古来(って、どれくらい前だ?)より、ずっと行われているのだ。


 そんな中、近年新たなムーブメントを巻き起こしているのが、食べ物を扱った同人誌である。これも古くからあるジャンルといえばその通りだが、いつの間にかオンリーイベントを開催するレベルまで発展していた。

 5月3日に開催される史上初の飲食総合同人イベント「グルメコミックコンベンション」。継続的に食べ物を扱っている同人サークルの多くが集まるという、またとないイベントだ。一体どんな同人誌が集まるのだろうか、と参加予定サークルの同人誌を主催者に見せてもらったのだが、驚いた。やたらとデザインに凝っていたり、データが豊富だったり、とにかく「おいしそう」の一言に尽きる。

「飲食系同人誌と一言でいっても多種多様です。マンガや文章を使ったレポや体験系からレシピ系まであります。商業誌顔負けの、デザインに凝りまくった同人誌も増えてますね。中には、4ケタを売った人気サークルもあると聞きます」(主催者広報)

 こういった同人誌で扱われるテーマは、マニアックかつ誰でも興味を持つものが多い。B級グルメやカフェめぐりなどのお店系、自家製ビールの製造記録などがそれだ。中には、すでに同人誌から一般書籍化されたものもあるのだとか。

 やはり、テレビからネットまで、あらゆるメディアにおいて食べ物は幅広く受け入れられる鉄板のテーマ。それは、同人誌においても変わらないということらしい。

 ただ、食べ物を扱った同人誌は、まだ数が「爆発的に増えている」とはいえない状況なのだとか。

「お店めぐりでも、レシピ作りでもネタを集めるのに時間がかかるからでしょう。1回出しても、次を作るのはかなり大変だと思いますよ。でも、オタクからそうではない人まで誰でも楽しめるジャンルですから、もっと多くの人に、食べ物系同人誌の存在を知ってもらいたいと思ってます。今回のイベントも、それが目的ですから」(同)

 妙なオサレな雰囲気も漂う飲食系同人誌の世界。グルメを自負するなら、参加してみるのもよいかも。

●グルメコミックコンベンション
日時:2013年5月3日(金・祝)
場所:都立産業貿易センター 台東館5F
主催:グルメコミックコンベンション実行委員会 
<http://gurucomi.sakura.ne.jp/>

最終更新:2013/05/01 21:00
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