首都圏の大学でカルト新聞4000部を無断配布
#宗教 #カルト #カルトなニッポン見聞録
■トイレ貸してください
最近、やや日刊カルト新聞の編集部では、カルトの施設を見ると猛烈に尿意を催すという奇病が流行しています。
少し前、筆者が雑誌で書いた記事に幸福の科学が抗議してきて担当編集者を総合本部に呼び出したのですが、記事執筆者である筆者の同席を拒否しました。そこで筆者は、幸福の科学総合本部の前で「幸福の科学 DON’T IGNORE ME(私をシカトしないで)」というプラカードを首から下げて、「私に抗議して」という抗議活動を行いました。
教団広報との話し合いの末、とりあえず抗議活動を終了して撤収しようとしたのですが、その際、同行していたエイト記者を猛烈な尿意を襲います。すぐそばにコンビニは見えません。しかし幸福の科学は昨年末から、やや日刊カルト新聞の記者を全員出入禁止にしています。
「トイレ貸してくれませんか。漏れそうでヤバイんです」(エイト記者)
「仕方ありません。人道的配慮です」(教団広報)
エイト記者は「人道的というか、尿道的に助かった」と、幸福の科学に感謝していました。「幸福の科学総合本部のトイレに入ったら、心が洗われたような気分になった。手を洗うのは忘れた」とも言っていました。
創価大学の前で新聞を配り終え、警察への説明も終えて帰ろうとした時、今度は筆者が尿意発作に襲われました。
「トイレ貸してもらえませんか」(筆者)
「そういうことはしてません」(創価大学職員)
「幸福の科学は貸してくれましたよ」(筆者)
「うちは違いますから」(創価大学職員)
筆者たちは新聞配布後、正門向かいにある富士美術館(設立者:池田大作氏)で絵画を鑑賞する予定だったのですが、まだ開館していませんでした。警備員に「先にトイレだけ貸してもらえませんか」とお願いしましたが、警備員は「ちょっと待って」と言って立ち去り、そのまま開館時間まで筆者を放置しました。
開館後、ダッシュでトイレに駆け込みました。それでなんとか事なきを得たからいいようなものの、創価学会の関連組織は実に非尿道的であると言わざるを得ません。
■「カルトな新聞拡張団」反省会
結局、この4月は首都圏10大学11キャンパスで計4000部以上を配布しました。新聞のデータをネット上で公表し、読者にも印刷と配布を呼びかけたのですが、ここでは1000部を印刷して配ってくれた読者がいたほか、北海道や愛知県の大学でも配布してくれた読者がいたようです。
中でも東京大学では、3回にわたって計2000部近くを配布しました。大学側の監視がゆるゆるだったという理由のほかに、現役学生の手引きと支援があったことが大きな要因でした。実際、東京大学は実にさまざまなカルトから狙われている(カルトも優秀な学生を欲しがっているのでしょう)ので、実にありがたい支援でした。
その現役東大生との雑談中、こんなプランが持ち上がりました。
「大学内で学生の手による“カルト新聞愛読者の会”のようなサークルを作ってもらい、来年度は学生の手による学内配布を目指してはどうか」
「カルト新聞の関連団体だと思われないように、“カルト新聞を糾弾する会”のほうがよくないか」
そこで6月6日、阿佐ヶ谷ロフトAで、やや日刊カルト新聞主催のトークイベント「カルトな新聞拡張団・営業反省会」を開催することにしました。今回の新聞配布活動に協力してくれた読者有志を招いて配布活動の報告と反省。さらに、来年に向けて、学内サークルの設立や配布活動に協力してくれる学生を大募集しようと思っています。
イベントには学割料金も設定したので、興味ある学生さんの参加をお待ちしています。もちろん単なる冷やかしも大歓迎ですが、「カルトな新聞拡張団」に参加表明してくれた方には、洗剤あげます。
●ふじくら・よしろう
1974年生まれ。東京出身。0型の乙女座。宗教やスピリチュアル団体をめぐる「カルト問題」を取材するフリーライター。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞(http://dailycult.blogspot.jp/)」主筆。著書に『「カルト宗教」取材したらこうだった』(宝島社新書)。
●やや日刊カルト新聞社主催「カルトな新聞拡張団・営業反省会」
【日時・料金】
2013年6月6日(木)
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥1,500/当日¥1,600/学割¥1,000(全て飲食代別)
※学割料金:高校、高専、大学、短大、専門学校の学生証提示
前売りチケットはローソンチケット【L:39297】、ロフトAウェブ予約にて、5月3日より発売開始!!
問合せTEL:03-5929-3445(阿佐ヶ谷ロフトA)
【会場】
阿佐ヶ谷ロフトA
東京都杉並区阿佐谷南1-36-16-B1
JR中央線阿佐谷駅パールセンター街徒歩2分
【出演】
藤倉善郎(やや日刊カルト新聞社主筆)
鈴木エイト(やや日刊カルト新聞社副代表)
アンチ創価学会活動家
アンチ民青活動家
ほか交渉中!!
これまでネットで書き散らかしたりコミケやイベントで新聞を販売するだけだった「やや日刊カルト新聞」。それがこの4月、突如として首都圏の大学で学生に新聞を無断配布する暴挙に出た。目的は「学生をカルト勧誘から守るため」。首都圏10大学11キャンパスで計4000部以上をばらまき、さらに読者有志が北海道、埼玉県、愛知県で計1000部以上を配布。ところが、やや日刊カルト新聞メンバーが勢い余って創価大学でも新聞を無断配布して通報され警察沙汰になるわ、配達途中の主筆が交通違反で警察に捕まるわ、カルト団体から痴漢冤罪工作を計画されるわ、学生から鼻で笑われるわ。そんな“カルトな新聞拡張団”の大反省会。来年はもっと計画的に大学で新聞を配布するため、学内サークル設立協力者の学生を大募集! 今なら押し紙10部と洗剤差し上げます。
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