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週刊アニメ時評 第41回

オッサン世代も大興奮! 今期の本命ロボットアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』

 ちなみに『ヴァルヴレイヴ』は分割2クール。『マジェスティックプリンス』も2クール制作することが、すでに明らかになっています。じっくりと描かれるドラマにも期待が高まります。

■『翠星のガルガンティア』

 最後におススメするのが『魔法少女まどか☆マギカ』『PSYCO-PASS』などで話題を呼んだヒットメーカー・虚淵玄がシリーズ構成を手掛ける『翠星のガルガンティア』です。はるか未来、主人公・レドは宇宙生命体との激しい戦闘のさなかにAIで会話をすることができる人型マシーン・チェインバーと共に、かつて人類が住めなくなってしまったといわれていた地球に転移してしまう。そこでレドは、言葉の通じない現地の人々との共生の道を探っていくというストーリーの本作。映画『ウォーターワールド』を思わせるスチームパンク×世紀末な世界に生きる地球人と、高度な科学技術を誇る時代から転移してきたレドの交流は、時にシリアスでシビアなシーンも。それゆえに少しずつ歩み寄る両者の姿は、感動的でもあり微笑ましくもあります。

 メカ描写も見どころ満載。単騎で無双できる性能を誇るチェインバーと、質より量で押し寄せる地球の作業用ロボット・ユンボロイドのバトルは、まるで懐かしの『ザブングル』。オーバーテクノロジーのチェインバーが最強の名をほしいままにするのか。はたまた数で勝るローテクロボットが押し勝つのか。一筋縄ではいかない物語と合わせて、そこにも注目したいところです。

 それぞれ独自のストーリーとキャラが登場しながらも、しっかりとメカが物語の中心となって活躍する今期のロボットアニメ。その内容も前評判にたがわぬ見ごたえあるものばかりです。これまでロボットアニメを見たことのない皆さんも、この機会にその魅力を味わってみてはいかがでしょうか!
(文=龍崎珠樹)

最終更新:2013/04/28 15:00
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