デブ刑事がほほ肉を揺らし犯人を追う! 石塚英彦主演『刑事110キロ』が初回14.1%で好発進
#テレビ #ドラマ
「デブがハアハアと息を切らしながら、汗だくで犯人を追いかける。追いつかないので自転車に乗ると、パンクする……」
そんなオープニングシーンで始まった刑事ドラマ『刑事110キロ』(テレビ朝日系)が、ドラマウォッチャーの間で評判だ。
これまで沢口靖子主演『科捜研の女』や、名取裕子主演『京都地検の女』などの人気シリーズを放送していた木曜8時枠で放送。主演を務めるホンジャマカの石塚英彦がは、これが連ドラ初主演となる。
25日の初回平均視聴率は14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、これは民間キー局で放送中の連ドラ全話平均視聴率のランキングで、『ガリレオ』(フジテレビ系)に続く第2位。
評判のワケは、主役の刑事が“面白デブ”という新しさのようで、本来ならばスパイス的な役割で脇役にまわるはずのキャラクターを思い切って主役に配置した潔さに「よく番組会議通ったなw」「テレ朝の刑事モノってだけで安泰なのに、チャレンジ精神ありすぎ」などの声が挙がっていた。
また、放送前はこの斬新な設定に対し、一部で「空回りしそう」「デブの無駄遣いになりそう」との声もあったようだが、フタを空けてみればドラマ全体がデブ刑事中心で回っており、「石ちゃんじゃないと成り立たない脚本」「こんなにデブネタが散りばめられているとは」「デブギャグに無限の可能性を感じた」と、デブを生かした脚本が高評価を受けているようだ。
特に反応が大きかったシーンは、石塚が犯人役の市原悦子に手錠をかける山場。市原が「おデブちゃん、あなたはおデブを利用してるわね。デブは人がいいと思われる」と小言をチクリ。対して、石塚が「そんなことないです。ただデブっす」と控えめに返答すると、視聴者はなぜか「しびれる!」「もう一度言って!」「シュール!www」「100点の返答! 100点のデブ!」と大喜びしていた。
さらに主演の石塚についても、「石ちゃんってこんなに演技上手なんだ」「(劇中で)小さなリュックを背負ってる太郎(役名)がかわいい」「見てると幸せな気分になる」「デブって嫌いだったけど、ちょっと好きになった」と好感度は高かった。
地味な印象の刑事ドラマに一石を投じた『刑事110キロ』。同局の『遺留捜査』が2話目で視聴率を1ケタまで落とした前例もあるだけに、今後「まいうー」な結果を残せるだろうか。引き続き注目したい。
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