ラーメンのフタを集め続ける「顔ジャケラーメンコレクター」
#土下座してでも会いたい!
■死活問題! スープ袋に悩まされる日々
ところで、ミキジさんによると、顔ジャケラーメンコレクションについて、最近、困っていることがあるという。
ミ 「実は、最近はフタの上にスープをくっつけて売っているカップ麺がありまして……
ラベルが隠れてるから、ここに顔写真が載っているかどうか分からなくて、死活問題なんです!」
や 「ひょえ~~。それは大変!」
ミ 「買おうかどうか迷うところですが、顔が載ってないと思って肩を落としていたら、フタの裏に顔がついていることがあるので、おちおちしてられません!」
や 「隠れ顔ジャケ!!」
■過酷!「飽き」との勝負
と、ここで、また新たなる「素朴な疑問」が生じた。ミキジさんは、買ったラーメンを全部食べているのかということだ。
ミ 「もちろん食べてます。でも、正直言うと、食べるのが大変で……。僕はそもそもオーガニック志向だし」
や 「ひぇ~~。ミキジさんの口から『オーガニック』という言葉が飛び出してくるとは!」
ミ 「でも、さすがに頻繁に食べてると飽きてくるんです。カップラーメンの容器で食べることにすらストレスを感じてきたので、どんぶりに移して食べたりとか、それでも飽きたら野菜をトッピングして食べるとかして……」
や 「なんたる努力!」
ミ 「それでも飽きてきたので、冬場に薄着でベランダに出て、自分の環境を過酷にして食べたことも……」
や 「……」
ミ 「ほら、スキー場でカップヌードルを食べたら、おいしく感じるじゃないですか。あれと同じです」
や 「なるほど~」(納得している場合ではない)
こうなると、「ぜひ展覧会を開いてほしい~」と思うところだが、ミキジさんいわく「展覧会を開くには、まだ数が少ないので、もう少したくさんたまったら……」とのこと。(一体、どこまでストイックなんだ)
「なんつッ亭」の顔ジャケと目が合ったことで、ズルズルと引き込まれてしまったという顔ジャケラーメンの世界。寒い冬に薄着でカップラーメンをすすっていたら、それはミキジさんかもしれない。もし、そうだとしても、そっとしておいてあげてください。
●永井ミキジさんのサイト
「ミキジ自己満足ページ」
<http://www.mikiji.tv/>
本職はグラフィックデザイナーさんです。
●取材場所協力
ヴィンテージ雑貨、食器、カフェの店「プラトー」
<http://www.plateaux.jp/>
●やきそば・かおる
山口県出身、東京都在住。ライター、構成作家、写真家。趣味は、変わった人に会って、変わった話を聞くこと。「相づちだけはうまいと言われます」(本人談)
Twitter@yakisoba_kaoru
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