ラーメンのフタを集め続ける「顔ジャケラーメンコレクター」
#土下座してでも会いたい!
身の回りにいそうでいない、ちょっと変わったことをしている人や、面白そうな場所に、文筆家のやきそばかおるが直撃取材!
店主の顔写真が載っているカップ麺のフタを集めている人がいる。名前は永井ミキジさん。「なぜ、そんなものを集めようと思ったのか?」という素朴な疑問を抱いた私は、彼に会いに池袋へ向かった。
永井ミキジさん(以下「ミ」) 「これが、『顔ジャケラーメン』のファイルです」
やきそば(以下「や」) 「こんなにブ厚くて、こんなにたくさんあるんですか!! いきなり本題に入りますが、なぜ『顔ジャケラーメン』を集めようと?」
ミ 「10年ほど前、コンビニに『顔ジャケラーメン』が並び始め、ある日、気になって買ってみたんです。初めて買ったのが、コチラの『なんつッ亭 黒マー油豚骨』で」
や 「パンチが効いてますね~(笑)」
ミ 「コレクター仲間の先輩も気になってたみたいで、お互いに顔ジャケの話で盛り上がりつつ、これは一つの『ジャンル』なのではないか……という話になって、集めることにしたんです」
や 「なんだか、揃いも揃って顔がイカツイですねぇ……」
ミ 「顔ジャケって、最初の頃はタレントやアニメキャラクター、そして周富徳とかのタレント料理人が出てきていたみたいで、その後、ラーメンブームの影響もあって『大勝軒』や『麺屋武蔵』の店主の顔がラベルになっていったんです。要するにブランド化ですね」
ちなみに、やたらと見かける、ねじりハチマキをした店主。ミキジさんはそういう店主を「天使」とカテゴリ分けしている。
や 「店主の皆さんって、みんな体育会の顔なんですか?」
ミ 「中には文化系っぽい人もいますが、やっぱり体育会系ですね。しかも、いろいろな顔ジャケを見ていて分かったんですけど、なぜかアゴヒゲがW型で、真田広之似で、黒いTシャツ、首にタオル、頭は天使……っていう人が多い傾向がありまして……」
や 「顔ジャケあるある!」
ミ 「『オシャレな顔が載ってると、売れにくい』っていう傾向もあるんです。逆に、食欲が湧く顔っていうのもあるんですよ。例えばコチラ」
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