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日刊サイゾー トップ > 社会  > 【四川地震】地元高官に非難の声

【四川・雅安地震】「時計焼け」でも批判集中 被災地入りする政府高官に配られるマニュアルの中身とは!?

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 四川省雅安市で発生した地震は、救出を待つ被災者の生存率が急激に下がるとされる、72時間が経過した。

 今回の震災では、海外からの救援隊や国内ボランティアグループの支援を拒絶した当局だったが、現場では救出活動のほか、食料の配布や避難テントの設営も難航。成り行きを見守る人民たちの苛立ちが募っている。

 一方で抜かりがないのは、震災を共産党へのイメージアップにつなげるための演出だ。李克強首相は、地震発生当日の20日午後に震源地に近い蘆山県に入り、翌日にはテレビカメラの前で「生存者はいないか?」と繰り返し叫んでみせた。ほかにも、関係部門や地元政府のトップが続々と被災地入りしており、5年前の四川大地震同様、ここぞとばかりに党のプレゼンスを強調している。

 ところで、広東省ブロック紙の社会部記者によると、党のイメージアップのために被災地入りする党幹部に対し、当局からあるマニュアルが配られていたという。

「そのマニュアルには主に、現地での立ち居振る舞いに関する注意事項が書かれています。『服装はできるだけ質素に』『タバコは吸わない』『話し方は丁寧に』などかなり基礎的な内容なのですが、いまや、人々の携帯電話で撮られた写真が瞬く間に微博(中国版Twitter)で広がる時代。この点は、5年前の四川大地震と事情が異なっている。ちなみに昨年には、交通事故現場で笑顔を浮かべたある高官の写真が微博で広まり、バッシングと人肉検索(ネット市民たちの連携によって個人が特定されること)に晒された。しかもその後、それぞれ異なる高級腕時計を装着している写真も10枚以上アップされた挙げ句、解任に追い込まれているので、ネット市民たちの目に当局も神経質になっている」

 ところが、それでもバッシングに晒されてしまったのは蘆山県政府の男性書記だ。李首相と共に被災地を視察した彼は、マニュアルに従ったためか腕時計はしていない。ところがネット市民たちは、彼の左手首にうっすらと浮かぶ“時計焼け”を見逃さなかった。

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