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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル  > ももクロ参戦で広がる波紋

「Facebook上でプロモーターへの批判も……」ももいろクローバーZの“オズフェスト”参戦発表で広がる波紋

 ただ、昨今は音楽のジャンルにとらわれず、アイドルがロックフェスに出演するのは、さほど珍しいことではない。Perfumeは「SUMMER SONIC」(サマソニ)や「ROCK IN JAPAN」といったフェスの常連だし、K-POPグループの少女時代ですら2011年にはサマソニに出演しているほど。ももクロにしてもサマソニへの出演歴があり、世界的なメタルバンドのメガデスの元ギタリストであるマーティ・フリードマンと共演したり、かつてオジー・オズボーンが所属していたバンド、ブラック・サバスの曲を元ネタにした楽曲をリリースしたりするなど、ヘヴィメタルとの親和性も高い。それほど、目くじらを立てるような話ではないような気もするのだが……。

「Perfumeとは事情が違います。彼女たちの楽曲は、プロデューサーの中田ヤスタカの先鋭的なサウンドプロダクションによって、音楽性自体の評価が高い。だからこそ、ロックフェス参戦に対しても反発が少ないんです。その証拠に、少女時代が出演したサマソニのステージでは、ほとんどの観客がシラケていましたからね。確かに、ももクロの楽曲も一般的なアイドルのそれと違って、こだわりや独創性が感じられるのは事実ですが、それでもジャンル的にはアイドルポップスの域を出ない。一般的なロックフェスだったら“ジャンルレス”のようなところもあるので、出演が批判されるようなこともないのでしょうが、オズフェストはヘヴィメタルというジャンル限定的なところがあるので厳しいのでしょう」(同)

 ももクロはアイドルらしからぬ凝った楽曲やメンバーによる全力投球のライブパフォーマンスなどで、アイドルファン以外からの支持も高い。例えば、アイドルの頂点に君臨するAKB48は人気が高い分、アンチも多いだけに、好感度という点では、ももクロはAKBを上回るだろう。これまで順調に人気を積み上げてきたももクロにとって、今回のオズフェスト参戦は、初めての“逆風”といっていいかもしれない。

最終更新:2013/04/18 19:42
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