漫画家・長尾謙一郎×大橋裕之 オカルト対談【後編】
人との縁って結局なんなの? 長尾謙一郎と大橋裕之が愛を語る
2013/04/15 14:30
一緒にバンドをやったり、飲んだり、お互いを否定し合うドローイングイベントを開催したり、と最近なんだか時間を過ごすことが増えたという長尾謙一郎さんと大橋裕之さん。世代は違えど、同郷であり、同じ漫画家である2人をつなぐものはいったいなんなのか? 最終回は、その解読できない不思議な縁について、訊きました。
——今まで影響を受けた芸術作品ってありますか?
長尾謙一郎(以下、長尾) ザ・ビートルズ! (大橋さんを指しながら)この髪型見てくれればわかるよな(笑)。
大橋裕之(以下、大橋) 髪型は関係ないですよ(笑)。
長尾 大橋と俺はビートルズ好きだからね。
大橋 好きですねぇ。
長尾 俺はマンガ読まないからさ、あんまり話できないんだけど、ビートルズはね、ここがどうやら合致したみたいよ。ビートルズって、スピリチュアルっぽいとこあって、どうやらあの人らの人生が魂の探求の暗号っぽいんだよね。ベートーベンと一緒で。苦悩があって、最終的には歓喜で終わるっていう流れとかさ。インドでグルと出会うとか、途中でラブの意味が変わるのもそう。“SHE LOVES YOU、 AND I LOVE HER”から、急に“ALL YOU NEED IS LOVE”っていう、でっかい愛になってくるっていう。それで、最後は“THE END”で終わる。ホントできすぎだよね。ビートルズの歴史は奇跡だよね。あの歴史は、どうも後行く人たちの置き石になってるんじゃないかと思うのね。
大橋 ああ~。
最終更新:2013/04/15 14:30
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