芸大卒で超イケメン、英語も堪能……‟Mr.パーフェクト”伊勢谷友介にDV癖・ストーカー疑惑
#出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
『ニッポンの刑務所30』の著者でフォト・ジャーナリストの外山ひとみさんは、いまのムショメシはいいと、こう話す。
「かつてはクサい飯と言われた麦飯も、今では食物繊維が豊富な健康食とされるし、受刑者の高齢化を意識して減塩が進み、1日の塩分量が7.5グラムになるように気を使っている刑務所もあります。脂っこいメニューも減って、唐揚げもあまり見なくなりました。朝6時半ごろ起床し、食事時間は7時、12時、16時20分ごろと決められ、平日は朝食と夕食の間は、30分の運動時間を除いて刑務作業で、21時には就寝。メタボが解消するのもわかりますね」
府中刑務所の担当者は、タニタの健康食と遜色ないと胸を張る。
「与えられた予算内で栄養バランスがいいものを毎日食べられ、我々の日常の食事よりいいと思います。高脂血症を防ぐため塩分に気を使っていて、ソースや醤油は小分けにバックされたものを使い、余分に摂取しないようにしています。ここでは食べたくても食べられないし、1日30分の運動時間もある。堀江さんの100キロ近くあった体重を維持するにはそれなりのカロリーが必要で、それが摂取できない以上、普通の体重に戻るのは当然です」
新潮は、各刑務所の献立作りへの“執念”には、尋常ならざるものがあるという。宮城刑務所はこうだ。
「まず管理栄養士が、ひと月を上旬、中旬、下旬と分けてメニューを考え、それについて月に1度、献立委員会で話し合います。うちの場合、委員会に所長を含め幹部職員など10名と、仙台市内の少年施設の職員3名が参加し、肉料理が続けば、もう少しバラしたらどうか、などと提案します」
ホリエモンが収監されていた長野刑務所のレシピは、同所の庶務課長によればこうなる。
「主食は米7麦3の麦飯で、朝はほかに海苔や佃煮、サンマ缶、週に2~3回、納豆や漬物も出ます。味噌汁は減塩味噌を使い、具には豆腐やワカメ、大根、キャベツなどを入れています。副食はレトルト食品が多い中、味噌汁は手作りで、ふりかけも受刑者が飽きないように、のりたま、ゆかり、明太子、わさびなど、いろいろな種類をローテーションで提供しています」
健康になりたかったら刑務所に行くに限るようである。
(文=元木昌彦)
●もとき・まさひこ
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事