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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > バーモントカレーCMの謎
テレビ辛口研究所

ファンも困惑……Hey!Say!JUMP「バーモントカレー」CMの放送頻度と、テレビ局の台所事情

yamadaryousuke0405.jpg涼ちゃんもバーモンド育ち!

 4月1日から放送されている、Hey!Say!JUMP出演の「ハウス バーモントカレー」の発売50周年キャンペーン「ボクたち、バーモント育ち!」CM。

 「まだ1回も見ていない」という人もいれば、「かなりの頻度で見る」という人もいて、ネット上では「バーモントカレーのCMを見られる番組教えて」などの声も多数出ている。

 これって地域差なのかと思ったが、実は別の理由があるらしい。テレビ関係者はこう説明をする。

「ハウス食品や興和などは、局とフリースポット契約をしているから、大量にCMが流れることがあるんですよ」

 テレビCMの契約には、主に「タイムCM」と「スポットCM」の2つがある。前者は番組枠で決まっている番組提供スポンサーのCMで、特に21時台などの始まりの枠は人気があり、料金も高いそう。

 一方、後者は番組や時間帯の指定なしに流れるものだという。

「スポットCMは、局とスポンサーで定めたCM時間枠に流れるものですが、『フリースポットCM』の場合は、特に時間帯を指定せずに、一定期間に指定された本数を流すという契約になっています。ハウス食品などはそうした契約をしている例で、特定の広告主だけが、スポットCM枠が空いたときにCMを入れることができるようになっているんです」

 特定のスポンサーのCMを何度も繰り返し見たり、一時的に大量に見る気がするのは、そのせいだという。

 前述のように、CMを楽しみにしているファンにとっては、「大量に見られる」のはうれしいことだが、実はこれ、放送局にとっては台所事情が見えてしまうものだそう。

「フリースポット契約のCMが大量に流れるってことは、それだけスポットCM枠の空きがたくさんあるということですからね。フリースポットCMがたくさん流れるかどうかで、スポンサーがついているか、枠が余ってしまっているかが見えるんですよ」

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