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際立つ参加者の「濃さ」──ターゲット層を絞り込んだアニメコンテンツエキスポの費用対効果は?

 ACEでの各ブースの熱心な宣伝販促の背景には、媒体に広告を出稿するよりも、費用対効果が高いと見ていることが挙げられる。来場者の多くは、作品のファン、あるいはファンになってくれる人々。露骨にいえば「作品に金を落としてくれる」可能性が高い。確実に買ってくれる層に宣伝できると共に、物販で現金が手に入る一石二鳥の効果があるのだから、出展者側の熱も高くなるのは当然だ。

 いまやインターネットの普及によって、処理しきれないほどの大量の情報が流れている。ゆえに、作品を宣伝していくには単なる広告出稿だけではない、アイデアが求められている。テレビアニメを放送開始前に、第一話だけ上映するイベントが恒例化しているのは、その一例だ(先に劇場公開した『宇宙戦艦ヤマト2199』のような手法も)。

 おそらく、今後は雑誌やネット等の媒体広告も「○月○日発売!」のようなものじゃない、新たなスタイルが生まれてくるのじゃないだろうか。雑誌広告も、決して古びた時代遅れのやり方ではない。
(取材・文=昼間たかし)

最終更新:2013/04/06 15:00
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