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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

“脱税疑惑”のGACKTに問われる説明責任「うやむやのまま他事務所に移籍も……」

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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 “脱税疑惑”がいまだ決着していないGACKTが、通信カラオケ最大手「第一興商」系のプロダクションに移籍するという情報を入手した。

 昨年8月28日に、GACKTの自宅やマネジメントを担当する「ゴーディエンターテインメント」など関係各所に、東京国税局の査察官約100人体制による強制調査が入ったことは周知の通り。東日本大震災の義援金やファンクラブの運営資金にまつわる脱税疑惑が出てきた。

 実は査察が入る前に、GACKTと「ゴーディ」のH社長は、制作費やギャラの未払い問題などで関係が悪化しており、GACKTがSというスタッフと銀座に事務所を設立。査察が入った段階で、脱税に関しては「俺は関係ない」と、責任をH社長に押し付けたという。国税関係者によると、肝心の帳簿がないために、GACKTが直接脱税に関与していたかは不明で、GACKT本人が立件されることはなさそうだ。

 以前から「ゴーディ」に関しては、レコード会社から預かる制作費やGACKTへのギャラなどの一部の金が使途不明になっていて、裏金化していたという疑惑があった。その一部が、GACKTと親しくしていた関西の元暴力団幹部に流れていたという情報をつかんだ国税が同幹部を事情聴取したが、裏金については否定。証拠も出てこないという。

 結局、脱税で東京地検に告発されるのは、H社長やファンクラブの責任者など数人になるようだが、そこにGACKTは含まれていない。

 GACKTは水面下で、H社長らとは袂を分かった形での、本格的な活動再開をもくろんでいた。しかし、これだけの社会的スキャンダルを起こしたことで、業界の人間は“触らぬ神にたたりなし”とばかり、誰も相手にしない。そこで、GACKTは、第一興商のオーナーのH氏に知人を通じて泣きついたという。

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