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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > キティちゃんはどこへゆく?
サンリオに訊く

「ゆくゆくはピンのタレントとして……!?」愛され続けて40年・キティちゃんはどこへゆく?

 そんな仕事の鬼ことキティちゃん……もといキティさんの今後の展望の一つに、男性向けグッズの定着があるという。

「最初に男性ファッション誌とコラボして誌上限定販売したところ、すごく人気が出まして、原宿のショップで販売するようになったり、吉田カバンさんとコラボしてメンズバッグを出すようになりました。今後は、性を超えて愛されるキャラクターに育ってくれるとうれしいですね」

 世代を超えて、今度は性別を超えようとしている「ハローキティ」。彼女の活躍は、まだまだ終わらない。

■サンリオの考える「キャラクター」と「ソーシャル」の関係

 現在サンリオは、国内向けにはキャラクターを使った商品を自社開発して「サンリオショップ」など自社で運営する流通網を使った商品展開と、他社にキャラクターを提供した際のライセンス料を受け取るというライセンスビジネスの両輪をベースに展開しているが、海外に対してはもっぱらライセンスビジネスが主流だという。

「アジアは日本と似ている部分が多いですが、欧米は流通構造や条件も全く異なるため、なかなか自社商品専門ショップを広く展開することが困難でした。そこでライセンス中心のビジネスに転換しました」

 例えばH&M、Forever21、ZARAといったすでに大きなマーケットを持っているショップブランドと契約し、各ブランドでサンリオキャラを使った商品を開発。そしてそのブランドショップでのみ販売することで、キャラクター商品のクオリティを維持・管理できるというわけである。
 
 サンリオは自社のキャラクターを海外のブランドにライセンスすることで、グローバルな展開が可能となり、ブランド側もサンリオの持つ強力なキャラクターでオリジナル商品を展開することでプレミア感を演出できる。このビジネスモデルで、サンリオキャラクターは世界中に拡散。現在、サンリオキャラクターは109カ国と地域で公式に展開されているという。

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