100人にしかわからない本千冊 14冊目
アルバイトが楽しかった時代「Olive」1982年7月18日号
2013/03/12 18:00
#雑誌 #出版 #昼間たかしの「100人にしかわからない本千冊」
■時給はベーコンエッグバーガー2個分
制服の色使いが時代を感じさせる。この頃のファーストフードは、
滅多に行くことのできない天国だった。
滅多に行くことのできない天国だった。
渋谷の人気ショップも続いているトコ、ないトコといろいろ。
この後、バブルを経てどうなっていったのだろうか。
この後、バブルを経てどうなっていったのだろうか。
しかし、この特集を読んでいると、これだけは言える。「なんだか、楽しそうじゃないか、コイツら……」と。
この妙な楽しさは、なんだろうと考えて気づいた。春先になると、よく書店やコンビニに並んでいる「部屋テク」系のムックと同じ雰囲気が漂っているのだ。一人暮らしを始めたら、部屋をオシャレに飾っちゃおうと煽りまくるのが、それらのムックの基本スタイル。結果、ビレバンとかIKEAあたりで、妙な雑貨を買っちゃって、数年後には後悔する若者は多い(かくいう筆者も20代の後半になって、間接照明にこだわったが……視力が悪化した)。
いつものネタですが、テクノロジーのシンポには驚きます。
この時代の男のコって、ヒゲはやしている人が多いんだよね。
目次を見ると、ベースが「POPEYE」なのが一目瞭然
でも、たとえ黒歴史になったとしても、そうした情報は、夢や楽しみを提供してくれたハズだ。
翻って、この特集で紹介されているアルバイトだってそうだろう。当然、楽な仕事なんてなかっただろうけど「出会いがあるかも」「貯金して……」とか、今よりもアルバイトを通しての夢は大きかったハズ。アルバイトに、単なる労働ではない付加価値があったことが、よく見えてくる。
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