女装おじさん主催の封印漫画『キャンディ・キャンディ』展!
#サブカルチャー #突撃取材野郎
——―それじゃ『キャンディ・キャンディ』との出逢いは?
「大人になってからなんですよ。確か27~28歳の頃。昭和59年くらいだと思いますが、アニメの再放送を見たら『キャンディ・キャンディ』って、こんなにいい話だったんだ……と」
——―少女漫画には、もともと興味があったんですか?
「いや、全然ないですよ。今も『キャンディ・キャンディ』以外の少女漫画には興味ないですから。水木先生、いがらし先生の、ほかの作品も読んでませんもん」
――あ、そうなんですね。じゃあ、それまでは普通に少年漫画とかを……?
「戦闘機マニアなんで『紫電改のタカ』(ちばてつや先生の戦争漫画)とかが大好きでした。でも『キャンディ・キャンディ』ってストーリーも壮大だし、第一次世界大戦時を舞台にしてて、当時の戦闘機がリアルに描かれているんですよ。いがらし先生の画力のおかげだと思いますけど、これはソッピースキャメルだ、フォッカーDr.1だ……ってちゃんと分かるくらい正確に描かれているんですね。アレは男も狂わせますよ」
――それでハマッて、グッズのコレクションを始めたと。
「いや、特にグッズには興味がなかったんですけどね。時を同じくして、初めて女装趣味の人たちが集まる女装クラブに行きまして……」
――おっと、話が急展開しましたね。
「そこで女装ネームをつけることになり、どうしようかなー……と考えた時に思いついたのが『キャンディ』っていう名前だったんですよ。そのクラブには『加賀美あつ子』(ひみつのアッコちゃん)とか、漫画の名前をつけてる人も多かったんで。で、そういう名前をつけてると、周りが、好きでしょ? って『キャンディ・キャンディ』グッズをくれるようになるんですよ。もともとコレクター気質はあったんで、ちょっと数が揃ってくるとハマッちゃうんですね。それから、自分でも買い集めるようになりました。だから、ボクのコレクションはリアルタイムで買ったものではなくて、後から中古で買ったものばかりなんですよ」
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