キョードー横浜にも火の粉? JYJドームコンサート、右翼街宣も強行突破か
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3月1日にマスコミ各社に配られた、「報道関係者各位へ」と題された東京ドームコンサートの告知。「JYJコンサート広報事務局」から送られたこのリリースには、4月2~4日に東京ドームで行われる、JYJのコンサートの概要がまとめられていた。しかし結果として、このコンサート開催のニュースを報じる大手マスコミはほとんどなかった。ある大手女性誌編集者は言う。
「ほぼ完全無視状態ですね。予想通りではありますし、私たちも他社のことを言えないのですが、確かにひどい扱いだと言わざるを得ないです。JYJの活動休止をめぐり、彼らの韓国の所属事務所と対立しているエイベックスに遠慮しているというのもあります。ただ、それ以外にも、一体どんな勢力が動くかわからない面倒なことを、進んで引き受けることはしたくないんですよ」
その「面倒」とはいったい何か? この騒動に詳しい芸能関係者の1人は言う。
「2011年にJYJは、ひたちなか市で2回コンサートを行っていますが、この興行主であるZAKコーポレーションは、コンサート直後に倒産してしまいました。一部で『偽装倒産』と罵られましたが、そんなことをする理由はありませんよ。ZAKは、震災チャリティを謳ったJYJの活動などをよしとしない右翼団体から、毎日のように街宣を掛けられ、またファンから、不慣れなチケット販売をめぐって(編注:大手プレイガイドが、エイベックスとの関係上、このチケット販売からは手を引いていたため)電話攻勢を受けて疲弊しきったと聞きます。しかも、大規模コンサートはハイリスク・ハイリターンですから、少しでも見込みがずれると、企業体力が持たない。ZAKも予想収益を下回ったと聞きます。東京ドーム3日間で、13万人の動員を見込んでいる今回も、そのようなことになるかもしれないと思っているのが、興行主であるキョードー横浜なのです」
キョードー横浜は、キョードー東京と元は同じ会社だが、40年前に分離してそれぞれ独立した会社となっている。キョードー東京はJYJ側と争っているエイベックスとの関係が深いが、キョードー横浜はエイベックスとの取引はない。前出の芸能関係者は言う。
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