「ネット弁慶は東北のボランティアに行け!」NHK公式アカウントはなぜ炎上した?
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NHKのTwitterアカウントが大炎上している。このアカウントは業務に関連する情報だけでなく、時々ゆるい投稿をすることで人気があり、フォロワー数は50万人以上。筆者も、成功している公式アカウントとして記事で紹介したことがある。
しかし、想像していなかった事件が起きた。2月18日、突然「(゚ー゚*)。oO(ヘイトスピーチをまき散らすだけで、まるで何か世の中の役に立つことをやっている気になっているようなネット弁慶さんたちには、1度でいいから東北へ行ってボランティアでもしてきなよ、と言いたい。かなり本気で言いたい)(1号)」とツイートしたのだ。
突っ込みどころはいくつもある。まず、このツイートになんの脈絡もないこと。その手の会話やニュースからの流れならまだわかるが、「(>Д< ;)これからまたまた会議だよお… (1号)」というツイートの後というのは唐突すぎる。そしてターゲットとした「ネット弁慶」もいただけない。ヘイトスピーチをまき散らすユーザーが最悪なのは論をまたないが、それをネット弁慶とイコールで結んだのが失敗その1。さらに「東北へ行ってボランティアでも」の「でも」が失敗その2。筆者がライターだからと言うわけではなく、この「でも」に反感を感じた人も多い。東北とボランティアの両方を貶めているように読める。 さらに失敗は続く。当然、Twitterユーザーから反論や批判のコメントが届いたのだが、それに対する返答が「(゚ー゚*)。oO(平たく言えば、少しくらいリアルな場でも誰かの役に立てるといいよね、ってことなんだけどさ) (1号)」と来た。そのほかの返答も上から目線で、極め付きは「東北についてのヘイトスピーチをまき散らしている人たちには、もし出来ることならば、いちど東北へ行って自分の目で見て欲しい、匂いや音を感じて欲しい、そこで暮らす人たちと話して欲しい、と言いたい。(これなら伝わる?)」という弁解。「東北についてヘイトスピーチをしている」という流れはまったくないし、一番やってはいけないのが「(これなら伝わる?)」だ。担当者は絶対に謝りたくないので、イライラして書いた雰囲気がビンビンと伝わってくる。当然、これは火に油を注ぐ結果となった。
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