尖閣に隕石落下すれば中国人が大挙する!? 宋文洲氏の発言に対する、中国ネット民の反応
#中国 #尖閣諸島 #領土問題
世の中は変わらない』(生産性出版)
「尖閣諸島に(隕石が)落ちればよかった」
そう言い放った中国出身の経済評論家・宋文洲氏に批判が殺到している。
問題の発言は、ゲストコメンテーターとして出演する日本テレビ系『真相報道 バンキシャ!』でロシアの隕石落下のニュースに関してなされたもので、「尖閣がなくなれば、領土問題もなくなる」という趣旨だったとみられる。
番組の後半には、鈴江奈々アナウンサーが謝罪する一幕もあったが、日テレや番組スポンサーにも抗議の電話が寄せられたという。ネット上でも「お前の家に落ちればよかったのに」「さっさと国へ帰れ」などと非難が集中。これに対し「右翼の一番の欠点はユーモアを分からないことだ」と反論した宋氏のTwitterが炎上するなど、まさに火に油を注ぐ結果となっている。
こうした騒動は、宋氏の母国である中国でもネットニュースなどで紹介されたようだ。 中国版Twitter「微博」上には、 宋氏の発言に関するツイートが2,000件以上寄せられている。それらの中には「魚釣島(尖閣諸島)がなくなっても、あの海域は中国のものであることには変わりない」「ガス田が消えなければ問題はなくならない」と、意外にも冷静な反応が目立っている。
さらに、「多様な発言が許される日本でこの反応は意外。魚釣島に関しては冗談が通じないほどナーバスになっているということか」と、この一件に対する日本人の反応を評するものや、「隕石の破片は高値で売れる。儲け話に目がない中国人が大挙して上陸するぞ!」という自嘲的な書き込みも見られる。
尖閣諸島の消滅を望むような発言に、激しい怒りの声を上げた日本の世論とは対照的にクールな反応に、虎視眈々と獲物を狙う中国のしたたかさが見え隠れする……。
(文=牧野源)
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