Google+、梅田彩佳現象、ネ申テレビ、大型新人衝撃降臨……AKB48の2012年5大革命&2013年展望
#アイドル #AKB48
■梅干しは干されるからこそ、100年たっても腐らない!! AKB48の“梅ちゃん先生”梅田彩佳という奇跡
周囲と比較されながらも、勉学に励み、地域の人々を医者として支えた女性を描いたNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』が幅広い層から支持された2012年。AKB48の梅ちゃん・梅田彩佳も八面六臂の活躍を見せた。
握手会でファンと相談して演出を決めた1月10日の生誕祭から、『週刊AKB』(テレビ東京系)の「梅田彩佳物語」放送、総選挙16位、チームBキャプテン就任、じゃんけん選抜15位、決意の断髪、そしてクリスマス前の公演で「おっぱいがほしい」と“脱・推定Aカップ”をサンタクロースにお願いするまで、彼女ならではの真摯さと周囲を明るくするチャーミングさで激動の1年を駆け抜けた。梅田チームBキャプテンとなり、2回目の公演となった11月5日、彼女は初日に出られない7人の仲間への思いも背負い、こう語った。
「初日はみんな違うかもしれないけど、どの日が初日というよりも、ステージはとても大事なところなので、毎日が初日の気持ちでいっぱいです。たった数十cm高いステージに上がるために、みんなすごい努力を陰でしてきました。でも、それはステージの上では見せることじゃないので、“アイドルの私たち”を見せなければいけません。その葛藤もしつつ、苦悩したり楽しんだり泣いたり笑ったりしてるところを、これからも見ていただけたらうれしいです」
最前列までの距離は1.4m、ステージの高さは34.5cmのAKB48劇場。だが、そのわずかな距離が、演者と観客を分ける絶対的な境界線だ。その舞台に上がれるのは、栄光をつかむ意思と同時に、批判を受ける覚悟を持った者だけ。足の故障でステージに立てない1年間を経験している彼女には、それが身に染みてわかっているのだろう。
たとえ今、大きなチャンスがなくても、ファンに感謝し、目の前の仕事一つ一つに誠実に向き合い、ブログに熱い思いを記せば、誰かは必ず見てくれる。「周囲は変わらなくても、自分を変えることはいつでもできる」「人は生きながら、何度でも生まれ変われる」……そんなことを思わせてくれた彼女は、非選抜メンバー、いや、世のすべての夢追い人にとっての希望の星。梅の果実は干されることで梅干しとなり、100年たっても腐らないという。7年間、腐らず熟成された梅田という梅干しは今、最も芳醇な味わいを醸している。そして、これからもっとおいしくなっていくはずだ。
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