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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 秋ドラマ総決算!快進撃の理由は
秋クールドラマ総決算!

米倉涼子『ドクターX』と“不快すぎる”『純と愛』が快進撃を果たした理由とは

105tokumeitantei00.jpg『匿名探偵』テレビ朝日

■克典パワー or エロパワー!? 『匿名探偵』が大健闘

 8位の高橋克典主演『匿名探偵』は、23時台にして、数々のプライムタイムのドラマを抜き去り10%超えを達成。成功の要因は高橋の人気なのか、それとも毎話ねじ込むように登場するエロシーンのおかげなのか定かでないが、サブキャストの無名さやドラマ全体の雰囲気から、おそらく結構な低予算で制作していることがうかがえるだけに、『ドクターX』に続く「実質2位」としてたたえたい。

 一方、人気監督の是枝裕和が初めてテレビの連ドラを手掛けた『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ系)は、22時台に阿部寛、山口智子、宮崎あおいといった豪華キャストで攻めるも、7.9%と期待を裏切る結果に。また同じく『告白』の湊かなえにとってテレビドラマ初執筆となった長澤まさみ主演『高校入試』(フジテレビ系)も、湊節全開で挑むも4%~8%台をさまよい、今一歩の結果となった。

 また、今クール一番の大コケと言われている仲里依紗主演『レジデント~5人の研修医~』(TBS系)は、21時台にして一時4%台まで落ち込み、全話平均は6.6%。明らかな敗因は、裏番組にたまたま同じ医療ドラマである『ドクターX』がぶつかったことだが、過去に山下智久主演でヒットした『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)に酷似しているとして、最後まで一部の視聴者から反感を買い続けた作品でもあった。

 ほかにも『相棒 season11』、『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』(テレビ東京系)、『孤独のグルメ season2』(テレビ東京)といったシリーズファン待望の新作をはじめ、小日向文世がかぶるパーティーグッズ感溢れるヅラのせいでコメディーかと思いきや、実は巧妙に練られた壮大なSFが展開し、視聴者の度肝を抜いた『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)、バナナマン日村主演で、脚本家・監督・共演者を毎回変えて制作された『イロドリヒムラ』(TBS系)など、誰しもハマる作品は必ずあったであろう10月クール。そして1月クールは、1月8日の仲間由紀恵主演『サキ』(フジテレビ系)、戸田恵梨香主演『書店員ミチルの身の上話』(NHK)からスタート。忘れぬように、今からチェックしよう。
(文=林タモツ)

最終更新:2013/01/07 11:25
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