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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 危険すぎる混浴温泉に潜入!
珍バカライター・北村ヂンの【突撃取材野郎!】vol.20

リアル・ハプバー!? 危険すぎる混浴温泉に潜入!

 さらに謎なのは、ミッチミチになって入浴している男たちが、一様に同じ方向を凝視しているということ。……その方向には女子更衣室へと続く扉が! そう、この大勢の男たちは、みんなお湯につかりながら、女が入ってくるのを今か今かと待ちかまえているのだ。ひーっ、そこまでして見たいか、女の裸! ……まあ見たいけどもさぁ。

 彼らのように、延々と湯につかって女がやって来るのを待ち続ける常連客は通称「ワニ」と呼ばているらしく(南国風の浴室からか?)、とにかくマナーが悪いことで知られているようだ。

 いくら混浴温泉といっても、普通は入ってきた異性をジロジロ見ることは御法度。「お互いに空気読んで行こうぜ」ってなもんですが、この温泉に集う「ワニ」たちにその常識は通用しない。たまーにやって来る女性客はなめるようにジロジロ見まくり、場合によってはそれ以上のこともしちゃったり……。温泉のレビューサイトには「女性は絶対に行かない方がいい」とすら書かれている始末。

 で、そんな悪評が立っている温泉に来る女性客なんているのかよ? と思うところだが、さすがに単独女性はめったに来ないものの、変わった性癖を持ったカップルなどが結構訪れているらしい。ワニたちに聞いてみたところ、

「今日はハズレかなぁ、全然来ないですね。でも、昨日はカップルが4組来たんですよ。やっぱり、土日とか連休前が多いですね!」

とのこと。さらにこんな情報も。

「この前なんて、ガンガン触らせてくれる夫婦が来て最高でしたよ! 奥さんはみんなに取り囲まれて、触られまくってましたね。それ見て、旦那さんもコーフンしてるし」

 ええええええっ! 東京からほど近い温泉で、こんな世界が繰り広げられていたとは……。「ワニ」と呼ばれる常連たちは混浴温泉というよりは、ちょいとしたハプニングバー的なことを期待して来ているということらしい。……まあ、そう考えれば、1500円って激安だよね。

 せっかくなので、この地獄絵図のような浴室に女性が入ってきたらどうなってしまうのか見てみたいと思い、「ワニ」たちに混じって女性がやって来るのを待ってみたのだが、小一時間湯船につかっていても、やって来るのは男ばっか。さすがにのぼせてきたので温泉から上がり、休憩室に移動することに。(女待ちで長時間つかれるように、お湯の温度が生ぬるく設定されているのかなぁ?)

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