地方のスーパーは地元食の宝庫!『日本全国ご当地スーパー 掘り出しの逸品』
2013/01/04 10:00
#本
また、商品紹介のみならず、途中途中でスーパーの歴史、中部地方にはなぜ味噌商品が多いのか、独自の食材が多くまるで海外のような九州のスーパー、函館スーパー朝市ルポなどのエッセイも入っていて、そのどれもが興味深い内容で、あっという間に読み込んでしまう。
それにしても、地方のスーパーはイイ! 旅行や仕事で地方へ行った時、土産探しに訪れてみると、かなり使える。その地方の食文化が一気にわかるし、変わり種も豊富で、なんと言っても安い。ちゃんとした箱に入ったお土産ももちろんいいのだが、仲の良い友達にあげるようなものであれば、むしろスーパーで買った商品を細々とあげたほうが、喜ばれる可能性大。不景気の昨今、ひょっとしたら、ぶらりスーパーめぐり旅なんかが、これからはやるかも!?
(文=上浦未来)
●すがわら・よしみ
スーパーマーケット研究家。1965年、東京生まれ。大学卒業後、雑誌「宝島」に掲載された“放送作家募集”に応募し、師となるテリー伊藤氏と出会い、テレビ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』『ねるとん紅鯨団』などの制作に参加。結婚後、夫の転勤のため、名古屋、東京、フロリダ、ロサンゼルス、豊田を転々とし、ご当地スーパーに興味を持ち始める。2008年、夫の転勤で再び名古屋住民に。地元・名古屋での行きつけのスーパーは、こだわり食材の「フランテ」と超激安の「タチヤ」。自称、使い分けが上手にできる賢い主婦。一女の母。
最終更新:2013/01/04 10:00
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