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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 決定! 2012年スクープ大賞

決定! 2012年スクープ大賞BEST10はこれだ!!

 さらに、大飯原発が再稼働できなければ夏に大停電になるという「官製デマ」と、それに無批判に同調する大新聞を批判する。

 ポストは彼らの言うことは「デタラメだから安心していい」とまで言い切る。非常時の電力である揚水発電を少なく見積もっている「電力隠し」があり、企業の非常用電源などを入れれば、「この夏の電力各社のピーク時電力使用量が記録的猛暑だった10年と同じだったとしても、『原発再稼働なし』で乗り切れる」と書いた。

 ポストの言った通り、今夏は猛暑だったにもかかわらず、大飯原発がなくても電力量は問題なかったのだ。ポストの勝ち!

第6位
「沢尻エリカは大麻中毒 決定的証拠公開」

(「週刊文春」5月31日号)

 沢尻の久々の出演映画『ヘルタースケルター』公開を前に出た超弩級のスクープだった。

 しかし、背後にいる大手プロダクションに気兼ねをしたほかのメディアは、これを後追いせず、文春もしばらく追ったが彼女を追い詰められなかった。

 逆に、このスクープの効果もあって映画は大ヒットし、興行収入21億円ともいわれるが、沢尻のギャラは500万円だったと文春(2013年1月3・10日号)が伝えている。以来、沢尻は再び表舞台から姿を消してしまっている。

第5位
「島田紳助 独占告白90分」

(「週刊文春」4月26日号)

 このとき「今週のグランプリは、文句なしに週刊文春の島田紳助インタビューに捧げる。天晴れである」と書いた。

 渦中の人間を追い回し、インタビューを狙うのは週刊誌に携わっている人間なら誰しもやることだが、なかなか実現させることは難しい。

 紳助も、文春の知名度や表に出ることの損得を十分に考えて出たのであろう。テレビ復帰への地ならしのようなところも多々あるが、それを差し引いても見事なスクープ・インタビューである。

「引退して苦しいこと、悔しいことばかりでした。でも生きているだけで人間、幸せなものなんです。いやー死なんで良かった、生きていて良かった。今ではホンマにそう思ってます」

 この言葉の中に、紳助の本音が出ている。

第4位
「織田裕二は『ゲイの街』8億円の不動産王だった!」

(「週刊文春」11月29日号)

 やや人気に翳りが出たとはいえ、「『踊る大捜査線』シリーズの主演を務め、2003年公開の映画第2作目では日本映画歴代1位(アニメを除く)、174億円の興行収入を叩き出している。今年9月に公開された『踊る大捜査線』のファイナル作も興行収入43億円を突破した」(文春)日本を代表するスターである。

 私生活を見せない明かさないことでは高倉健と匹敵する謎めいたところがあり、高倉と同じように、ゲイではないかというウワサが一部ではささやかれていたようだ。

 そんなプライベートを徹底して見せない織田が、遥か遠いアメリカ西海岸サンフランシスコの地にしばしば出没しているというのである。しかも、ここは有名なゲイタウンだというのだから、興味をそそられる。

 文春が現地で取材してみると、織田は4棟もの高級アパートメントを、そこに所有していたのだ。

 登記情報などによると、1997年10月から2008年にかけて購入していて、当時の為替レートで計算すると、総額8億1,950万円が投じられている。

 そのいずれもが建築されてから100年もたっている年代物ばかりだから、不動産投機目的ではなく、相当なこだわりをもって織田が購入したことがわかる。

 地元不動産業者は、こうした物件はゲイの人たちが好みそうなものだと語っている。

 この記事が出た後も織田は黙して語らずだが、気になる大スターの「秘密」である。

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