「もはやスーパーマンしか東京を救えない」“永遠の泡沫候補”マック赤坂が都知事選を総括！

マック　自分が欲しいだけなんだけどね（笑）。ただ一番大事なことは、投票所に行ってもらって「マック赤坂」と書いてもらうこと。「マック赤坂は大学生の就活のこととかを真剣に考えているから、参議院に入ったら自分の生活が飛躍的によくなる。だから、マック赤坂に入れたい。だから投票所に行きたい」と思わせないといけない。だからまずは大学巡りをしたいと考えています。そして選挙制度も改正したいです。選挙権を18歳、被選挙権を20歳くらいまで下げるということが必要ではないかと考えています。この前の都知事選の20代の投票率って知ってます？　およそ33％です。7割近い人が行かないなんて、大きな社会問題です。

なぜ自公民がこの問題に対して何も言わないかというと、若い連中に行ってもらったら困るからなんです。あんなコンサバティブ（保守的）なイギリスでも16歳から投票できるのに、日本だと20歳──大学3年生にならないと投票できないんです。やっぱり若いうちから選挙に参加できるとなると、若者の政治熱にも火がつきますよね。だから民法も含めて、早急にシステムを変えていかないといけません。それと早くインターネット投票も実現しないとね。

──なるほど。

マック　ちなみに、次の参議院選挙は「巨大な象に対する小さな巨人──マイノリティからの挑戦」がテーマです。ある意味、私は日本のガンジー。51％のマジョリティーのために49％のマイノリティが犠牲になることはありません。果たして多数決が、最大多数が本当に民主主義の根幹を担っているのか。そこを追求していきたい。それと付随して弱者救済も追求します。身障者、うつ病患者、生活困窮者。それとさっき言った、いわゆる選挙に行かない若者に目を向けたい。いわば声なき声、少数意見です。こういうものが見直される世界にならない限り、日本は活性化しません。おまけに日本人は、みんなが民主党と言ったら民主党！　自民党と言ったら自民党になびくばかり！　こんな国ある？　ジャパン　　イズ　クレイジーカントリー　JCCだよ！　これは幕末の時から何百年も変わらない日本人の特徴。ブレない自分を持てない国家、付和雷同型の国民は情けないです。都知事選もそう。どうやら猪瀬が通りそうだからって、みんな猪瀬に入れた。ここはデマでもいいからマック赤坂が相当有力らしいぞと誰かが流してくれたら、もっと私に票が入っただろうね（笑）。

──参議院選挙での政見放送はどんなパフォーマンスをするのか、そこも気になります。

マック　次回は逆におふざけを捨てて、ネクタイを締めて7・3分けの髪形でやるというコペルニクス的転回も考えています。NHKと民放があるから、使い分けるかもしれない。
それとスマイル党員も4人増えたんですよ。今までスマイル党は私一人でやってきたんだけど、今後は組織化していくことも考えていて、いわゆる圧力団体になりたいので、どんどん党員を増やしていきます。そして参議院議員になりますので、当選したらぜひ取材がてら遊びに来てください！
（取材・文＝有田シュン／撮影＝後藤秀二）

●まっく・あかさか
本名・戸並誠。1948年、愛知県生まれ。72年、京都大学農学部卒業後、伊藤忠商事入社。
98年に独立し、株式会社マックコーポレーション設立。2004年、財団法人スマイルセラピー協会設立。07年、港区議会議員選挙に無所属として出馬。以後、一風変わった政治活動家として、参議院選や東京都知事選などに出馬するも、惜しくも落選している。

スマイル党公式サイト
<http://smileparty.info/>