「もはやスーパーマンしか東京を救えない」“永遠の泡沫候補”マック赤坂が都知事選を総括!
#選挙 #マック赤坂
「スマイルしてますか?」「10度、20度、30度っ!」という定番ネタや、スーパーマン、宇宙人、エアロビクスのコスプレで政見放送を盛り上げ、他候補者の街頭演説や討論会に次々と乱入。まったく先の読めない行動で日本の政界を引っかき回し続けるのがスマイル党総裁・マック赤坂だ。
京都大学卒業、伊藤忠商事入社。その後独立して、株式会社マックコーポレーション設立という華々しい経歴を持ちながら、どこまでネタなのか、ガチなのかうかがい知れぬ行動を繰り広げる彼に、ネット上のみならずビートたけしやナインティナインの岡村隆史らタレントも熱い視線を送っている。
そこで、波乱の東京都知事選を9人中8位という得票数で惜しくも落選してしまったばかりのマック赤坂に、彼の行動の意味、そして、一見おふざけに見える活動の裏にある真意を尋ねてみた。謎に包まれた日本政界の風雲児の正体が、ついに明らかになる……!
■政見放送パフォーマンスに込めたメッセージとは
──こうして面と向かってお話をするのは初めてなのですが、政見放送で見る顔と違って……。
マック赤坂氏(以下、マック) 怖いですか?
──いえいえ、非常に落ち着いた雰囲気なので、ギャップに驚いています(笑)。自分も含めて「マック赤坂って何者?」という声が各メディアやネット上でも多数聞かれるのですが、あらためてマック赤坂とは一体何者なんでしょうか?
マック こういう男です。極めて真剣にメッセージを発信しています。
──政見放送というと、かしこまって話をしている候補者の言葉を聞くものという認識だったので、最初にマックさんの政見放送を見た時は驚きました。
マック だって、誰も政見放送なんて見てないでしょう? 実際に視聴率だって低い。だったら真面目にやっても仕方ないから、ああいうパフォーマンスをしたんです。今回、政見放送に関して話題になったのって、ほとんど私ですよ。世の中には政見放送オタクっていうのがいて、彼らもマック赤坂をリアルタイムで見たいってことで、じっと放送前から待ち構えていたんです。これって前代未聞だからね。私が政見放送芸人として政見放送の常識を変えたということです。本来だったら、NHKの会長から電話の一本と寄付金を300万円くらいもらっても当然かなと思ってるんだけど、NHKはそこを全然評価しない。
──マック赤坂の政見放送を待つことで、必然的にほかの候補者の政見放送を見ることになり、それが番組全体を盛り上げることになっているわけですからね。
マック だよね。政見放送では猪瀬(直樹)とドクター(中松)が時間切れになって途中で切れたんですけど、私なら絶対にそんなことはしません。毎回きちんと時間が余るように配分しているんです。途中で話が切れてしまったら、政見放送は失敗ですからね。だからその一点だけでも、(猪瀬直樹は)都知事になる資格はないです。わははは(笑)。
──政見放送の収録現場は、どんな感じなんですか?
マック 怖いですよ。暗いスタジオにポツンと一人立たされて、正面にカメラマンが一人。あと基本的にはプロデューサーもいるんですが、以前スタジオの中をうろうろと回られて気が散っちゃって失敗したということで、前々回くらいからカメラマン一人だけにしてもらっています。ただ、今回いきなりスーパーマンの格好で行ったら、現場も驚いて新宿の選挙管理委員会に「これでいいんですか?」って問い合わせてた。みんな戸惑ったんだろうね。結局、了解を取った上でOKが出たんだけど。
──なぜ、スーパーマンがダメではないかと思われたのでしょうか?
マック 普段から着ていない、特別なコスチュームだと思われたってことでしょう。ただ、もしダメって言われた時のために、「これが日常服です」とかいろいろと答えを用意していったんだけど、すぐOKが出ちゃった。公職選挙法には(コスチュームを着たら)ダメだとは一言も書かれてはいません。NHKや民放の冊子に「ご遠慮ください」と書かれているだけです。公選法には、“候補者のあるがままの姿を伝えなくてはならない”と書いてあるから、私はそれを逆手に利用したんです。いっそのこと、チンポも出そうかと思ってたんですから。
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